書きこみ★ゲストBook 一時休止中
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ーーMont Analogue 事務局
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#251
日本では卒ゼミ人大活躍ですね。ひろなかさん重版おめでとうございます。私もいつか礼文島で、うに丼おもいきり食べてみたいです。
先生の展覧会や講演会もたくさんありで、東京周辺に住んでいる方々がうらやましいです。私も是非ご案内状などほしいのですが、送っていただくのはもうしわけないので、次回帰国までとっておいていただけますか?
クィーンズランドでは、この冬記録的な寒さで、うちの温度計も2度までさがりました。朝晩ひえこむので、部屋の中でもエスキモーのようなかっこうで、寒さをしのぎました。
ふと気がつけば、ブーゲンビレアの枝につぼみがたくさんついて、ミモザの小さなポンポン玉のような花はまんかいで、ミツバチが花房にとまって忙しそうにしています。それをみると、もう春なんだなぁ...と思います。
先日、洗濯籠をガラガラとひいて裏庭に出てふりむくと、なんと小型のトトロのようなものと向かい合ってしまいました。唖然として一瞬みつめあい、私が思わずぎゃーとさけぶと、むこうもびっくりしてドスンドスンと跳ねて裏のユーカリ林に逃げてしまいました。そのトトロもどきは、秋の長雨のあとにはえた草をたくさん食べて太ったワラビー(小型カンガルー)だったのです。やっぱりオーストラリアならではのコミカルなできごとでした。 -
#250
町田での講演会後の食事会で、violetさんにお目にかかれて感激でした。★ぜみは、思いもかけない人たちと出逢えて、つきあいができるところが素晴らしいです。
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#249
コアマガジン読みました!『血と薔薇』のことをお話されているようで、気づくと森への回帰、そしてアナログについても語られていて、何かの引力に吸い込まれるように読みました。
h.m. さんの言うように、アナログの山を彷徨える私たち!次はどんな出会いが待っているのでしょう。来月の千葉市美術館講演も楽しみにしています!
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#248
コアマガジン インタビューに寄せて
過激?
先生ご自身、「ちょっと過激すぎたかなあ、と思いつつ」と添えて、この記事をご紹介くださいました。
なるほど現在の社会で、レッテル貼りにいそしみ、テクノロジーの発展に心血を注ぎ、デジタルに判断を委ねる――ような状況下では、ただならぬ過激さかもしれません。
しかしながら、森への回帰を標榜し、アナログでしかありえない出会い、偶然(必然)を楽しみつつ、アナログの山を彷徨える私たちにとって、過激とは感じなかったのではないでしょうか。
先生ご自身も、本当は過激と思ってないでしょう!
ダサい!
『血と薔薇』を「ダサく感じた」との先生の発言に、ホッとした人も多いのでは?
私も、はせがわさんがおっしゃるように、センスが受け入れ難い。
けれど『血と薔薇』から伝わる高揚感は大好きです。
そうそうたる面子が盛り上がり、呑んでしゃべってるのを想像すると、たまらなく愛おしくて可愛い。
『幻視者たち』
「エロスの対象を特化しない。いろんなものに引力が働いていることを認める」というゆたかさ。豊饒神のような★先生!
インタビューではちょっとしか触れていませんが、言わずと知れた名エッセイ『万有引力考』あらためて読み返してみてください。
最後のページが、ほんとうに、自分の中にストンと落ちてきます。
これについては~もっともっとうかがいたかった!
機会を熱望いたします~ -
#247
アナログ主義宣言!
コアマガジンのインタビューは、まさにそんな感じのものでしたね!さすがvioletteさん、まさに本質を言い当ててくださいました。冒険者たちが五感を取り戻さないといけない!知らないうちにデジタル思考に取りこまれているのかもしれない。恐ろしやーーー
(すぐの投稿ですみません。前回の#86「さしつかえない」と入力したはずが間違えていました。訂正させてください。ついでに「ステッキ」はすごい文章ですので、必読です。わたしも再度読みたいなあ) -
#246
初雪がふりました。
チラチラ静かに、霞草の花びら、ひとひらひとひら撒くように。
やがて、雪ひら花となり、外はうっすら雪化粧。
★メッセージ、たくさんの興味深い情報、ありがとうございました!
「ステッキ」・森と芸術(と香水)対談の「月桂樹」は、どんなお話かしら?千葉市美術館講演も楽しみです。
「花と樹の話」も続く限り読みたいので、お手間かけますけれど、よろしくお願いします!
遅ればせの初雪に先生が霞草に囲まれていた最終講義を思い出し、
★談で、いとも楽しげに映った「血と薔薇の時代」に、デジタルはびこる現在にありながらムクムク広がる「Mon★Analogue 」を重ねてみています。
以前、★ぜみは森のよう・・・と書きこんだことがありました。
Mon★Analogueに入ると、感覚が冴えわたります。理性らしきものから出てしまう快感。
情念引力が異様に働いているってことかしら?★先生を巡って偶然出会えた人たちが、エロティックな関係になり得る場所に思えてきます。
五感でふれあいたい欲求を満たして、全婚さえかなえられそうな・・・。
多種多様な人たちが出入りしながら集まって、いろいろな類推が交錯倒錯。
お互いの体温を感じながら聞き語り、想像ふくらみ広がって、変化もし・・・。そこから新しいものがポコっと生まれそうな楽しさ!
領域・境界線なく、多義的遊びも「一向にさしつかえない」場所、Mon★Analogueで快楽にひたること、しばしば。
離れていても、時差があっても、予定が合わなくても集えるのは、インターネットの便利なところ。
ネットを使いはするけど、原始の人間的感覚と欲求にあふれた生身の人間が、生のことばで語らう場所だから、「いいね!」ボタンひとつで判断する計量思考の単純デジタルなんかになりゃしません!
先生が、さまざま通じて変わらずに表現し続けてこられた内容も語られたコアマガジン★過激インタビュー、
Mon★Analogueが、さらにアナログ化していかなくっちゃ!との思いを新たにしてくれました。
乾いたデジタル大地に血を、薔薇を!
そのためにも、このページを開いた時に現れるナンバーと名前を、ぐるぐる回していかなきゃね !
みんなが常連!にぎやかに語っていたら、先生がまた別の宝箱から何かを御披露してくれるかもしれませんもの。
「花と樹の話」アップが実現したように・・・
初雪の御報告かねて・・・
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#245
★先生!メッセージをありがとうございました!
《ステッキ》ぜひ読みたいです! 「こっそり発表した」 だなんてワクワクします。 千葉市美術館でのご講演後は夕食会もあることでしょう!
雑誌《VENUS》の対談も連載[花と樹の話]のつづきだってみんな、読みたいに決まっています! ぜひお願いします!
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#244
先生のメッセージ嬉しい!
さっそくコアマガジンのインタビューを読ませていただきました!(事務局さん、UPしてくださって、ありがとうございます!)わたしは『血と薔薇』のセンスは好きではないのですが、先生がかっこうよく紹介していますね。先生ご自身のことをたくさん語ってくださっているので、『血と薔薇』的なものが苦手な方もすごく楽しく読めます!
「一向にさし部変えない」状態、「永遠の暇」「不真面目でかつ冷静、客観的でかつ闘争」的な人間でありたい!これこそ、わたしたちの目指すべき方向性!みなさんにお勧めします。 -
#243
みなさまお待たせいたしました!★先生からメッセージをお預かりしましたので以下に引用いたします!
「ごぶさたしました。しばらく睡眠ままならぬモーロー状態がつづいていたために、なんにもご返事せずに失礼してしまいましたが、みなさんのアナログ書きこみ、デジタルではない多角的なコメント、いつもありがたくおもしろく拝見しています。以前の著書にも言及してくださっていたりしていて嬉しいです。
最近もモーロー状態に耐えて(?)いろいろと仕事はしているので、もしもご興味があるならと思い、自分でするのもナンですが、以下に紹介させていただきます。
1.インターネット雑誌のインタビューにはじめて応じた(夏、熱中症のあと)記事が、ようやく出ました。コアマガジンhttp://vobo.jp/kunio_iwaya.htmlというものです。求められたテーマは〈血と薔薇の時代〉でしたが、じつはエロスやオブジェやアナロジーや、震災後の社会について話しました。(〈引力〉さん報告、ありがとうございます。)
2.千葉市美術館でそろそろはじまる〈瀧口修造とマルセル・デュシャン〉展のカタログに、同タイトルの長い序文を書きました。《驚異の部屋★驚異の旅》と同様、カタログは書店には出ないので、美術館でどうぞ。
3.千葉市美術館では講演もします。講演タイトルはやはり展覧会と同じで、《瀧口修造とマルセル・デュシャン》。12月11日(日)14時~16時です。講演後にモン・アナログ主催の夕食会がある場合には、これは自動的に〈第4回最終講義〉とみなされますが、もしかすると〈最終回〉になるかもしれません。
4.資生堂香水部とつながる[国際香りと文化の会]の会員雑誌《VENUS》で同会の会長と長い長い対談(?)をして、森と芸術(と香水)について話しました。最終章はなぜか〈月桂樹〉というタイトルです。12月刊行。会員雑誌なので本屋には出ないのですが、ご興味があればモン・アナログ事務局へ問いあわせてください。
5.連載[花と樹の話]は来年もつづくことになり、すでに1月号には《霞草》を、2月号には《ひいらぎ》を書きました。ご希望がつづくならば、12月号までと同様、何ヵ月か遅れてアップされるのだろうと思います。
6.短い記事ならほかにもアップ可能です。4年ほど前にこっそり発表した創作メルヘン《ステッキ》などは、瀧口修造ともかかわるもので、ご希望ならば原稿の状態で出せると思います。
以上です。ありがとうございました。★」
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#242
めずらしくインターネットで★先生の過激なインタビュー記事が載っているのを見つけました。必読!(インターネット雑誌コアマガジン)
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#241
「扉の国のチコ」も、「スコープ少年の不思議な旅」も、どちらも素晴らしい作品ですよね! つえを持った老人に案内される場所は… 驚異です!
12月の千葉市美術館でおこなわれる瀧口~デュシャン展がますます楽しみになります! -
#240
miyaさん、あの節この節、ありがとうございます。
町田からの帰りの電車で、海の話をしましたよね。
「『豊かできれいな海のためには森がたいせつなんだ』って、小さい頃から聞かされていたんですよ」と、miyaさん。
熱帯魚追いかけた巨大ヒトデのいる青い青い沖縄の海を思い出しながらの、楽しいひと時でした。
パリで大活躍のダンサーがいて、そこに暮らしている★ぜみがいて・・・
自然はつながって続いているし、Mon★Analogue通じて、たくさんのすてきな方や、いろいろなものと出会えてつながっていく・・・不思議にすばらしいです!
今日は、プレゼントにもおすすめしたい★本だけ書き加えさせてくださいね。なるべく手短かにまいります。
まもなく会期を迎える「瀧口修造とマルセルデュシャン」展で思い出しました。
「扉の国のチコ(瀧口修造に捧ぐ)」と「スコープ少年の不思議な旅」。
最終講義後まもなく買った本のうちの2冊です。お持ちの方も多いでしょう。展覧会の前に、ぜひまた!です。
どちらも絵本のようにした芸術書?!作品集?!図書館や本屋さんで並べる場所に首をかしげてしまいそう。
チコが望遠鏡で見つけた扉の国で、そのむこうにも見る不思議な光景。
スコープ少年が小さなレンズから覗きこむ不思議な世界。
先生のお話に誘われ案内されて、チコになり、スコープ少年になって、いろいろな不思議な光景を見てさまよいながら旅をします。
絵や写真と文章が織りなす不思議すてきな世界を旅していると、どこにいるのか・・・クラクラふわふわ。
まだお目にかかれていない実物スコープよりふた周りくらい大きいのかしら?「スコープ少年・・・」は、指をいっぱいに広げた手のひら大。この大きさもたまりません。
今ふたたび絵本をひらいたら、初めてのときとも違うなにか!三たび、四たび・・・きっとまた。
既に最終講義から、先生がチコを案内するステッキの男性(お話では老人)その人。あの場でチコやスコープ少年になっていたのだと・・・以来、出会ってきた数々を思い出しているところです。
長いこと素通りしてきたすぐそばのいろいろなものたちにまで気づかせ、感じさせ、また違う見えかたをも教えていただきながらの不思議な旅。
わくわくして暮すことが人間には必要なんだと、ひとしきり。
エルンスト、デュシャン、瀧口修造、★先生、アーティスト、その方々や作品に出会った人たちMon★Analogue・・・
つながりつながって扉や窓やスコープの向こう、共通の場所へといざなってくれる2冊です。
学生時代の大好き仏文学特講で手に入れたシャルルペロー作、★訳、デュラック挿絵の「眠れる森の美女」と「美女と野獣」も宝もの!★サイン入り!
三人の名前が並んだら、どんなにすばらしく美しい本か想像つきそうで想像つかないかもしれません。クリスマスプレゼントにもしたい絵本だけれど、こちらは入手し難いまさに「お宝」かな・・・
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#239
こんにちは!パリにいる卒ぜみ生にダンス公演の宣伝です!
★ぜみ卒生ダンサー大活躍上野くんが、11月24日から29日(27日はなし)までパリのcite- universitaireの中theatre de la cite という劇場で踊ります。ホーゲ(Raimund HOGHE)というドイツ人振付家の作品『pas de deux』に出るんですって。
わたしは行けないので、ぜひ見て、ご報告してほしい!
上野君との出会いによって作られた作品らしい。 -
#238
10月18日の講演会に、残念ながら行けなかったのですが、violetさんやokjさん、そしてたくさんのゼミの皆さんのメッセージを読ませていただき、是非見に行きたいと思い、今日、町田へ行ってきました。
駅からさほど遠くないのに、緑の深い場所にあって、別の世界に入って行く感じでした。平日の午後なので、ゆっくり鑑賞することが出来ました。
時計草の版画が3枚あって、ちょうど時計草のエッセイを読ませて頂いた後なので、とても嬉しかったです。(花のエッセイのup いつもありがとうございます。毎回、楽しみにしています。)
初めての美術館で、のんびり、新しい世界を見ることができ、秋らしい一日を過ごせました。素敵な図録も買ってきました。先生の序文は、これから、読ませていただきます。 -
#237
軒下に、オレンジ色のかわいらしいのれんが掛かりました。
干し柿、カラカラ転がる落ち葉。空気もピリッと初冬の光景。
先生のひと言から、枝のシルエットなるものを、初めて目にしたかのように眺めています。幹や枝があらわになった裸んぼうの樹々は、葉や花をつけている時とは違う姿でそれぞれの存在を見せつけ、生きものとしての生命力を感じさせます。しなやかシルエット、雄々しいシルエット。
なるほど、気持ちいい!
長い冬の予兆でしかなかった寒々とした光景に陽がさし、別ものにも見えてくるからふしぎ。わざわざ裸んぼうになった木を探しているありさまです。
さて、「版画でつくる 驚異の世界へようこそ!展」は、今月23日迄でしたっけ・・。じゅうぶんな時間をとってお出かけくださいね。足腰問題ない方には、公園を抜けていく散歩コースがおすすめです。遠方やらで行くことがかなわない方は、カタログを手に入れて御覧ください。奥深い版画技術のすごさは必見ですし、見るたびの発見。きっと、生涯飽きません。
骸骨にお話させたり・・・遊べるカタログでもあります(生きてる解剖図にお話させたのは悪趣味でした・・・)。
そして、ページに連動するように驚異の記憶が次々蘇ってもきます。それらをたぐり寄せるうち、再現フィルムが鮮明に映し出され、出会うすべてが驚異だった幼き頃の感覚で見入ってしまうのも新鮮な感動です。
水玉模様のヤモリ(P50)や、先のカキコミで触れたワニ等爬虫類。ワニは縁起も良くてのことらしいけれど、その姿形ゆえにか古今東西、驚異の的なのでしょう。子どもの頃、裏の料亭への坂道や大きな庭が、かっこうの遊び場でした。花の蜜吸い、押し花、石ころ集め、セミ・トンボ採り・・・。
小さなトカゲ(カナヘビ?)は別格で、つかまえたら大得意!大喜び!絵に描いたようにスタイルよろしく美しく、色また上品。ひんやりサラサラかわいくて、箱に入れて眺めては、ひゅるんと舌のすばやい動きに感嘆し。だけども、我が驚異の部屋にいるのは束の間、脱走名人。
首を切ったら二本に増えるヒドラじゃないけれど、「しっぽを切っても、また伸びる」と聞いたものだから・・・ごめんなさい、皆で外で遊んでて先をちょん切ったことも(実行犯は誰だったかしら・・・)。ある時期からぱったり止めるものだけど、子供の好奇心は時として残酷です。
今年、その子孫と思しきトカゲが訪ねてきてくれて(迷い込み)、劇的擬似再会。ああ、生きていたのね!と嬉しくて、幸いにもまだあのまま残る草むらへ、そっと帰してあげました。
固唾を呑んで姉弟で見守ったミンミンゼミの羽化。幻想的な色で繰り広げられる神秘的瞬間は、この世のものとは思えないほどに美しく、「私の驚異!五本の指賞」もの。
後から後から・・・!思い出すこともなくなりかけてた記憶の堆積でも、驚異の部屋を一つつくれそう。
過日、高校創立記念行事で、同窓生の山折哲雄氏(宗教学者)による講演「縄文の魂、東北のいのち」を聴きました。
近代科学の限界や死生観等から野生的エネルギーを語られ、最後に「激しく考え 優しく語る」とのメッセージ。拒否したい現実を目の当たりにした後にしては穏やか過ぎる激しさ?でしたけれど、大震災後も方々で地震や豪雨等による災害が頻発するにつけ、こうして視点さまざま「縄文」や「森」を目に耳にすることが増えました。
仕上がりを前に未曾有の大震災が起こり、余震の中で津波にもふれる後記を書かれ、「いまこそ森を、『自然』を、見つめよう」と、芸術・自然科学の切り離せない両面から語りかける★「森と芸術」の出版と展覧会は、奇跡的偶然の時期でした。改めて、まさにいま読んでほしい本!展覧会が終了し、図録の作品をいちどきに観るなんてぜいたくはできなくなりましたけれど、気に入った作品を訪ねることは可能です。
災害ばかりか、世界各国で様々な問題がわきおこって不穏だったり沈滞したり・・・そんな辛気くさいときこそ「驚異の部屋へようこそ!」。目ざめましょう!ここにも、いま必要とし渇望するものがあります。
展覧会の図録でもある★監修・著「森と芸術」、★序文「版画でつくる 驚異の部屋へようこそ!展」カタログともに、やさしく精神を解放してくれますし、幼い子もページを繰るだけで楽しめます。何かすてきなことに気づかせてくれるかもしれません。
装丁がそれぞれ抜群にすてきで、置いていても開いても美しく、贈り物にも喜んでもらえます!!
ついでに・・・御旅行予定の方も、そうじゃない方も、魅惑的★写真満載の旅エッセイ「・・・不思議な町・島」「夢の町・・・」を読んでみてくださいね。
音や香りに味、ふれる風、瞬く光・・・五感を刺激しながら、自然・歴史・芸術・人間光景だのを細やかに語って案内してくれます。そしてこれまた、さすがのピカイチ描写!飲んだり食べたり、それはそれはもう、うまそうでたまりません。想像旅行でも充実満喫満腹!ふつうのガイドブック頼みでは体験できない旅ができるエッセイです。
ゼミにもどって講義を聴いたり、先生・院生・40年間の卒業生らゼミに関わるシニア・若者男女が、旧知のように集い語らい、つながり広がる場を得た楽しさを、ときどき友だちに話します(自慢します?!)。
上記記念行事後の宴席でも、昔話や講演内容等々おしゃべりするうち、そのことを。「すごいことだよ!」「それは、すばらしい!」人一倍大きな反応を繰り返したのは、やんちゃな面影そのまま今は某大学教授のN君。話題が移っても思い出したように「なかなかあることじゃないよ。ないだろうな・・・」将来を重ねたのか、しきりに感心しながら羨ましがってくれました。
Mont★Analogue、ほんとうにすばらしい場所!稀有な場所!ありがたい。
N君以外の多くの友人たちも驚き羨むのは無理ないことなのです。学生時代が半生のかなり前半に位置するようになってから思いがけず。しかも、大波荒波に溺れかける少し前からここに。
そんなこんなで講義から帰っても興奮さめやらずうれしくて、書き留めておきたく、レポートまがいをも提出したくなり。おまけにここへ来ると開放されて、自由になりきってしまうものだから、いつしかカキコミ欄との意識が遠のいて・・・クルクルポン!と弾きだされた文字数もろもろに仰天。
加減無きは破壊行為と蒼ざめてます。
ずいぶん先のことと思っていた「瀧口修造とマルセル・デュシャン」展の会期も間近。
立冬を過ぎた数日前から、最低気温がマイナスになりました。
木枯らしのお便りかたがた、かたがた・・・
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#236
先生、千葉市にいらして下さるんですね。
地元民としては、とても嬉しいです。
東京から近いのに文化的空白的地域の千葉に、
美的文化の香りを沢山齎して下さい。 -
#235
いつも数歩・・・何歩も遅れて・・・。
町田版画美術展での御講演・夕食会では、目くるめく時間をありがとうございました。
ヴンダーカマーは「目に見える具体的事物としての驚異」、第3回最終講義会場もヴンダーカマー!★写真に加えて、言葉の一つ一つまでポコポコ目にも見えて溢れかえる驚異の部屋。船酔いしそうな勢いで目まぐるしく旅をして、航海者や冒険家のように「驚異!メルヴェイユ!」を連発。
100万回生きたって★先生ほどのものは見つけられそうにないけれど、ヴンダー!メルヴェイユ!驚異!がぜん増えてきて楽しい!生の根源。
★序文カタログは旅の水先案内。波にグワグワ飲みこまれんばかりに作品が迫ってくるから必携アイテム。天眼鏡にもなってくれる。
色、ロゴ、風合い、装丁すべてがメルヴェイユ!抱えているだけでもすてき。ヴンダーカマーに加えよう。
装丁はその通りだし、H.O.さんが書きこんでいるように手触り抜群!感じてほしい。日々手にする手帳の類によく使われる紙質?皮膚感にも似て、しっとりとなじむ感じがたまらない。すてき過ぎるがゆえ、購入の際に手間取った。
「カタログ」と示され積まれた本を手に取ったはずだけれど「本当に、これでいいの?」と、表裏背表紙再確認。
おまけにレジへ持って行けば行ったで「3600円です」と言われ(正価2600円)、ちょっと慌てながらも「これならそうかもしれない」と、我が記憶を疑って千円札4枚差し出しちゃうほどの代物だ。最終的に「失礼しました」と価格訂正され、「・・・そうですよね・・・」ほっとしたけれど。
みなさんのカキコミで展覧会が更に膨らむMont★Analogue
見ているうちに版画だということを忘れてしまうヴンダーカマー。どの作品について触れよか迷ってしまう。
まずはインペラートの陳列室(P44)。あんなヴンダーカマーだったら好奇心がかきたてられて仕方ない。さぞや愛しい部屋だったろう。
忍者よろしく壁づたいに・・・そしてワニの体勢で天井を這い、そこにあるものことごとく、貝殻だのなんだの舐めつくすように見て嗅いでしまいそう。
ガラスケースに規則的に納められた物を、お行儀よく並んで見せられるのとは訳が違う。細分化され管理された博物館だと窮屈、というお話納得。ページ続いて、現代が求めるデマジエールの細密な部屋やらも、細部まで見尽くすのにどれだけかかるだろう。見るたびに新たな驚異。
キルヒャーは、どうしようもないくらい驚異の人だ。果てしない探究心から生まれ伝えられる彼の世界。もっとも分野の広さや細部表現については言葉を失う。また、イメージや構図が魅せるもの・・・例えば磁石・磁気・光と影。教科書なら即座に閉じたいほど苦手分野なのだけれど、これなら物理的好奇心・万物の現象に興味が湧いてくる。おもしろそう!整然と体系化された近代科学や社会が、いかに好奇心を奪っているか(いささか私的)!?
さて当然といえば当然、触れてる方が少ない。人体内部・皮膚内部への旅。P96~生きている解剖図にも意外なおもしろさがある。
エティエンヌ。解剖図はどうやら二の次だ。とってるポーズと背景に力を注いでる。
解説プレート掲げて脳を見せる男の無理ある体勢。全身の筋肉張りつめて、やっぱり生きている!座る台座や遠景まで見やってね。
何故か街角で胎内見せる御婦人を、2階から見ないふりして見ているにきまってる観客がおかしい。皮膚は洋服はだけただけのようなもの。お役目済んだらパタパタ元に戻せそうだから怖くない。
ヴェサリウス(P100~)に至っては、樹木のごとく堂々と立ちはだかるさまがみごと。樹皮を剥いで見せているようで乾いているから生々しさ皆無。
アルビヌス作(P104~)これも美術品、鑑賞物の類だろう。端整な彼らも背景も・・・ついでに指の動きも美しい。サイの前にいるのもおかしいけれど、後方壁面から察するに人工的空間?動物園なら、やや風刺的?いずれ、これらを観賞物にするのも驚異。
P106~のゴーティエ=ダゴティ。多色刷りになると、さすがに苦しくなってくる。なんとか見てみよう。
取り出したものを足元に置き、宙につるし、後ろ向きで足裏剥いでみせたり、切り取った頭蓋骨の半分と見つめ合ったりする感覚は、ぞっとするほど大したもの、驚異だ。さて、この女性(28-1)、大理石の解剖台から降りてポーズをきめたところだろうか?「もういいかしら、失礼するわ」軽くあいさつして、花びら型に切開した子宮を手早く縫い合わせ、さらりと皮膚を纏って解剖劇場を去って行きそうだ。前述の胎児が二人ともお座り状態なのが気になる。そろって逆子?やはり解剖図より観賞用。P111~113までくると、もう限界。
どれだけの版を重ねているのか?!フローラの神殿。花々の色彩と力強さ。図鑑のようでもあるけれど、どこかが違う。動物的生命力を秘めていて成長の音や花咲く音が聞こえ、歩き出しそうにも見えてくる。
怪物も踊る骸骨も覗き込むほどにおもしろさが増すのだけれど、ダラダラ長くなるばかり。講演会の大サーヴィス特別編「驚異★巌谷写真」に移らなくちゃ。
窓の向こうにふしぎな場所を見せてくれる魔術的★写真と共に、16日の写真も、もう一度見てみたい!恵比寿での写真展まで待てません。
ぜみは国内海外津々浦々に広がるのだから、まずはMont★Analogueにリクエスト!ぜひに、お願いいたします。
さすが驚異の伝統ある町!遊び心キラリと光るストラスブールのレストラン。★写真とミシュラン☆付きに魅かれて「Au CROCODILE」ホームページを訪ねた。動画では、大聖堂を垣間見た後で、外壁上部でワニが宙吊りになった入り口から通される。天井でワニが泳いでいるにも関わらず、実に優美優雅な店内へと案内され、シャンパンで乾杯・・・先生が召し上がったかもしれない料理、デザート・・・想像力をめぐらせば、満腹感は難しいが満足感は得られる。意識しすぎると、盛り付けられた料理もワニに見えてくるのでご注意を。店内あちこち、テーブルの上にもワニがいるとのお話。テーブルクロスやナフキンの織り柄かカトラリーにでも??やっと発見!メニューを開くとワニがいっぱい!レシートにも浮き出すとか?!
ボローニャ大学パラッツォポッジやフィレンツェ大学ラ・スペーコラの驚異の部屋は迫力満点。
「驚異の解剖劇」用の解剖教室中央に配置されたひんやり硬い大理石の解剖台。観劇用に!?まわりは階段席だという。
解剖模型も驚異で、台にのせられた耳はすっかりオブジェ。当時のお産シーンまで風刺的模型にしてしまおうという発想は凄すぎる。
額に入って光が灯されている地球図模型。世界最古の大学だもの、ここでも遊び心はギラギラ光る。
見てみたいメディチ家のストゥディオーロは驚異の部屋の原型で、絵が全て隠し扉・棚になっているという。中のものは既に無いそうだ。当時納められていたもの、あるいは新たなヴンダーカマーを想像して集めてみるのも楽しい。
更なる番外編。海運王国ヴェネツィアには、マルコポーロが持ち帰ったものやら、世界中から新奇・珍奇品・不思議なものが集まりに集まった。栄華の象徴でもある大運河岸の豪奢なパラッツォ。地下室もある数階建ての邸宅は、身分による居住区分けがされていたらしい。パラッツォでの生活は絵画にも見えるし、展覧会では模型もあった。ヴェネツィア展でも見られる品々が、あのパラッツォのどこかに隠されたり飾られたりしたのだろう。ヨーロッパ各地には、邸宅や修道院・古城等、昔の建造物を改装したホテルも多い。近代的ホテルに比べると多少使い勝手が悪かったり、かび臭かったりもするけれど、当時の足跡踏みながら息づかいを感じてみるのも悪くない。その部屋がヴンダーカマーだったかも・・・
☆展覧会終了のタイミングでなんですが、こちらも感動!御報告。
実は今度の旅は三鷹美術ギャラリーの「谷川晃一展」から始まった。
閉館2時間前に駆け込むつもりで夕方上京。
なんてこと!通勤時間帯の人身事故。電車は止まり、中野あたりで閉じ込められること三十分。
改札出るにも時間がかかり、鑑賞予定時間大幅に減ってプリプリしたまま会場へ。
ところが一歩足踏み入れたら、さっきまでの怒りはどこへやら。
陽光さんさん浴びた南色の洪水!ニャンニャンカーニバルの映像の前でひとりニヤニヤ、ちょいと不気味なおばさん。
無条件でごきげん!これまた魔術。時間が迫っていたのに2回も観てしまう。
踊りましょ!歌いましょ!夕日が沈めば朝日が昇る。
電車を、自身まで止めてしまった人も、ニャンニャンカーニバルを観ていたら・・・。
(DVD購入がお勧めだけど、ユーチューブでも見られます)
端に描かれたものが半分で切れていている絵は、果てなく広がる世界か巨大タピスリの一部を切り取ったかのよう。続きを想像させる。
人間も動物も鳥も虫も植物も、特定不能な生きものや仲良く合体したものたちがごちゃまぜで、果ては乗り物やらにも命が宿って自由に往来、いっしょに暮らす。ここにも、へんてこ驚異人間や不思議生命体がたくさん出没していたし、アンティクィタス・エクソティカ収集したようなポスターも。。
こんな世界をいつか見ていた気がする伊豆高原以後のパステル画。
物の色の概念を植えつけられる前の子どもたちなら、自然界がこんな色に見えたりするかもしれない。
それから絵画・陶板・・・作品のあちこちで見かける「ぐるぐる」渦巻きマーク。迷路の標識?続いていく旅の標識?
自然に限らず生きてたら想定外のことだらけ。だからぐるぐる考える。想像する。
ぐるぐるが多過ぎるト音記号に耳澄ませ、目をぐるぐるまわしてものを見る。ぐるぐる撫でてみる。
太古から「ぐるぐる」続いて、アンモナイト、切り株の年輪。
干され流され焼かれても、自然は「ぐるぐる」つながって草木萌え、花が咲く。
生命踊るカーニバル展覧会に、子どもの頃の感覚が呼びさまされて高原を駆けまわりたくなった。
単純と色彩と広がりと無意識の集まりが自由に遊ばせ、無条件で楽しくしてくれる谷川魔術!
今回の展覧会に行けなかった方も、ぜひ彼の作品にふれてみて。
しょげることもあるけれど、そんな時には特効薬のニャンニャンカーニバルで笑っちゃおう!
めちゃくちゃな天候で寒暖の差が激しい上に、縄文人や子供の目で好奇心に目覚めた今秋の紅葉は、ひときわ色鮮やかだろう。もう、だいぶ色づいている。
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#234
すご~い!
皆さんの個性的なご報告の数々!
okjさんのおしゃっていたように、このHPそのものが、驚異のへやになってきている感じですね。
もし、okjさんのレポートを探して迷子になってしまった方、Blogsに載っていますよ。
H.O.さんのおしゃる102ページや、"踊る骸骨”もすぐ見たいですよね。
わくわくしちゃいます。
まだ図録をお持ちでない方、美術館から通販で買えるそうです。
この講演会、展覧会情報の”版画でつくるー”をクリックすると美術館のホームページにいけますよ。刊行物のところに、図録のリストがあります。
65番で図録は2600円、送料は340円だそうです。2001年以前の図録は半額だそうです。
巌谷先生のご旅行のお写真のリクエストも、お忘れなく。ごらんになられた方よろしくお願いしますね。 -
#233
★先生のその後の歯痛は、新たなる名医との出会いで、良い方向へ向かわれる模様です!なんだか、抜いてはいけない大切な歯を、危うく、元のDentistに抜かれるところだったとか・・・。そんなわけで、10月16日の町田国際版画美術館での講演会には、たいへんな痛みを沈痛薬でごまかして、臨まれたそうで・・・。
さてさて、
そんなお具合の悪い中、それを微塵も感じさせないように、私の知らなかったすばらしき驚異の世界へいざなっていただき、★先生、どうもありがとうございました&本当にお疲れ様でした。
てなわけで、ここから、町田の報告というか、展覧会と講演会のちょっとへんてこな報告でございまする。よかったら読んでね。
↓
それにしてもよくもこんなに細かに版画の版を彫れるものだと、ご講演直前に展覧会場に足を踏み入れた私は、早くもあの「版画」というものに驚異を感じたのでありました・・・。だって、展覧会場で、牛乳瓶のフタ眼鏡ド近眼のひとみたいに、作品に異常接近して、細部まで見ることって、滅多にない体験しませんでしょ? 以前、院ゼミの聴講をさせていただいたとき、絵をじっくり見ることを★先生から習いましたが、あれは見れば見るほどおかしなものがいっぱいひしめいていて・・・。すごい!
・・・それから、不思議な面白いものをコレクションする気持ち、それは幼い日から、私たちが本能的に持っていたものなのですね。「貝殻を拾ったり落ち葉を拾ったりしたあの頃のあの、はっとした感覚、今もあるな。今朝も思わず変わった柄に紅葉した落ち葉を拾おうとしたじゃない、私」って、なんだかそんなこと考えながらお話を聴いておりました。
はっと目がひかれる感覚、それを自分のものにしたいという衝動、それらを集めたいという一種、変態的行為。私も仲間だったのですね。ワニはいらないけど。小さいのなら欲しいかな。(このワニの話の辺り、講演会のお話を聞いていないとわからないのですが・・・私はそれより、早くが、が、骸骨の話に行きたいのです)
やはりあの骸骨の赤ちゃん(胎児)が、自分がこの世に生まれて来られなかったことを悲しんで泣きながら、タオルで自分の涙を拭いているあの絵(カタログP.102)。あれが・・・あの子が、かわいくて、もう脳裏から離れませぬ~。ALAS!売店で、1000円で売っていたあの「マウスパッド」を、やはり買うべきだったか~。
あとですね、私がこの感動を、皆さまと是非とも共有したい骸骨の絵は、「踊る骸骨」(P.172)!是非、カタログご参照くださいませ。
あれは骸骨化する過程にある三人と、見事、骸骨になった二人が描かれておりまして、向かって右端は、腸が一緒に踊り、胸垂れ下がり、髪も長い、うんこれは、女性ですな。で、彼女、隣と手を繋いで踊りを盛り上げてます!真ん中のふたりは、髪がふわふわ数本立ちなびいて、共に仲良く手を繋ぎ・・・その右から二番目のが一番のノリ!!(よく見てください、わかります、すごいノリです!)。で、骸骨になりかかりの左端は、短髪でまだ肉が残りながらも木管楽器を真剣に吹いており、下のひとりは、立ち上がる元気もないくせに、片手だけゆらゆらお付き合い。この絵、何故か私を虜にしました~。いやいやいやいや~。たまらなく面白いお薦めの絶品。
それ以外にも、たくさんの骸骨たちは、死んでるくせに、死の象徴のくせに、表情があり、動き回り、ときには衣服なんかを身に纏い、これじゃ、生きてるじゃないか~。死に対する恐怖が感じられないニヒルなアイロニー?
死の前には身分も貧富もない、この言葉はキリスト教的発想か…?
それからお花のカラーの版画はどれも、一見、美しそうで、色の使い方のせいか、微妙に怖い・・・。花のはかなさゆえか?
まだまだ書きたいけど、今日は、この辺で。先生の序文は、途中までしか読んでませんので、後日またということで。
※ちなみに、展覧会は11月23日まで。入場料は、千円也。装丁が実にステキな、手触りもよろしい、そして中身はもっともっと素晴らしいカタログは、2千いくらか?でした。
夕食会の飲み放題で、体調崩した、わけのわからない、展覧会&講演会報告でしたが、ちゃんとした報告は、是非、okjさんのがUPしたそうなので、どうぞ。みんなの★Blogsに掲載されているそうですよ。
最後になりましたが、その後の夕食会、幹事の皆さま、いつもながらにどうもありがとうございました。楽しいひととき、本当に★先生、みなさま、どうもありがとうございました。
終わり。
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#232
h.mさん、私もお話できてとてもうれしかったです!またお会いできるのを楽しみにしております!
キルヒャーには、本当にクラクラでした。一部屋まるごと盗み聞きできる、壁に埋めこまれた巨大なホラ貝型の、壮大な盗聴装置など……ありえなーい!でもほんとにあったらしい!
★先生の映像にあった、皮剥ぎの騎士と馬、以前のカキコミでアルフォーヌの獣医学校と書いてしまいましたが、正しくはアルフォールでした。失礼いたしました。この作者、ジャン・フラゴナールは、なんとあのロココの大画家ジャン・オノレ・フラゴナールのいとこで、ふたりは同い年だったそう!
いっぽうは優美なロココで超有名人、いっぽうは人体や動物や胎児の皮剥ぎ。ふたりはどんな思いだったのかしら……。
でも、ロココと解剖学は裏腹、可愛くちいさくはかないロココは、貴族世界が崩壊する最後のときで死をふくんでいるから……という★先生の視点に、また目からウロコが落ちる思い。
私も、★先生は現代のヴンダーカマーだと思います。
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#231
講演録の筆者、多才にして可憐なokjさんにお会いできた記念?に
書き込みさせていただきます!
毎回驚異に満ちた★先生のご講演ですが、なかでも際だつ驚異は、聴衆を旅立たせてくれることではないでしょうか。
その魔法によって、これまでも「松原のアトリエ」のどんちゃん騒ぎを覗き見したり、マルティック島を彷徨ったりしてきたものです。
そして今回もまた、まさに文字通り「驚異の旅」に連れ出していただきました。
okjさんがお書きの通り、時代どころか時空まで容易く超えて!
作品毎の感想は、とても書ききれないのでひとつだけ…
キルヒャーのエッチングに圧倒されました。
この想像力!象形文字のインチキ解説の話と相まって、可笑しくて目眩が~
緻密な割に微妙にパースがずれているので、更にクラクラ(笑)
(これについては気になっています。投影法は使ってるようなのに、ナゼ?故意にそうしているのでしょうか?)
ふと見れば、この机の上にも小さなプレセビオやら三葉虫の化石やら置いてあります。
21世紀の庶民も、先生にかかれば15世紀の王侯貴族に思いを馳せることが出来るのです。
今回、講演会場にいた皆が、驚異の存在を自分の内外に問う機会を得、
これまで見えなかったものを見、感じ、手にすることができたのではないでしょうか。
そして~
現代のヴンダーカマーは★先生(の居室?ご本人?)ではないかと思うのです☆ -
#230
町田版画美術館での驚異展・講演会に行ってきました。驚異展でものすごい数のミラヴィリアと細かな版画に魅了され、そのあとへんてこなものたちの写真を一緒に見ながら、★先生のお話で時空の旅をできたのは楽しかった!
新大陸発見時代からシュヴァンクマイエル、アンドレ・ブルトンの部屋まで旅してしまった。
貝殻とか葉っぱとかをなぜか拾ってしまうのは人間の普遍的な思考だったのかー。驚異の部屋とは違った意味で分類化されている現代社会で、横につながっていきたいと思いました。夜の夕食会は横につながる空間でした! -
#229
うぉ~、★先生の町田版画美術館での講演会「驚異と自然★時空の旅」のリポートがもうアップされています。okjさん、すご~い!ありがとうございます!
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#228
10月8日のご講演&高輪旅についてのカキコミレポートに想像ふくらみまた歩きたくなってしまいました!
ところで★先生がメッセージをくださりましたのでこちらへ引用いたします。
「モン・アナログ様、
ブリスさん、okj、やまもとさんほか、★の撮影した写真に興味をもってくださっているようで、嬉しいです。
1☆ 16日の町田での講演でも、30点ほど〈驚異〉写真を映写しますので、ごらんになってください。
2☆ 恵比寿のリブレリー・シスでひらかれる久しぶりの★写真展は、来年10月の予定です。桑原弘明氏の〈スコープ〉オブジェ新作とのコラボレーション展で、テーマは〈窓〉にかかわるもの。制作・準備に時間がかかるため、だいぶ先のことで申し訳ありません。
3☆ 写真をアップしていただくことは、すこしなら可能だと思います。ただ、選ぶのがむずかしいので、しばらくお待ちください。先日の院ぜみでモニターに流した写真や、16日の講演でお見せする参考写真(特殊なものばかり)から、リクエストしてくださってもいいですね。とりいそぎ、★」
とのこと。
16日町田市立国際版画美術館のご講演もますます楽しみですね! -
#227
8日、★先生「港区の歴史と自然」講演にうかがいました。
そのあとは、地元のかたと★先生の、まるで家族のようなご近所話で盛りあがり、それからいよいよ高輪散歩です。
起伏ある地面に、都会の原型を想います。コンクリートの下にもぐった古川、にぎやかだった二本榎通りの様子、都電のかっこいい駅名、歩きながらお話のさまざまが思い出されて、なんともいえない気持になります。
桑原坂も柘榴坂も、ずいぶん急だなあと思ってはいたけれど、地図でみると、港区は本当に坂が多いのですね。森、川、谷、海のある地形に、恐竜のいた世界を想像します。
この機会に自然をとらえなおすには、町を愛でて体験をすること、町のなかに大きな一本の木を見つけ、自分のなかにも木を見つけことだと思いました。白金高輪駅の前の巨大な木は家みたいです。妖精みたいななにか、住んでいそうな愛情のわく姿をしていました。
魚藍坂、芝、伊皿子など、土地の名前も失ってはならないものですね。
白金に大学があることも、建物が地元のかたにも喜ばれていることも、うれしかったです。
歴史を感じながら、下町風情ののこる高輪の森をまた、時間、空間散策したいと思います。 -
#226
わ~~HPで先生のボローニャ~パリ写真見られたらすごいですね!サクランボにもある幼年時代の疎開の記憶、高輪の町の記憶や土地や自然について、★先生は「港区の歴史と自然」講演でもお話されました(10月8日高輪区民センターにて)。
ローマ七つの丘、イスタンブール七つの丘にならぶ東京七つの丘の話、地球の誕生から恐竜が絶滅して東京に縄文人がくらすようになるまでの話、白金高輪三田のお屋敷だらけ坂だらけ崖だらけ寺だらけ谷だらけ市電いっぱい文学者も多く住んだ海と森のめくるめく世界について、ひとつひとつの魅力的場所や名建築を教えてくださいました。平成21年、昭和31年、明治40年、文政11年の地図を見くらべながら!
その後カフェで地元の方々とこの町についておおいに盛りあがり、★高輪散歩へ。細川家の巨体スダジイの樹、高輪台小学校の超モダニズム窓、和菓子とらや、四十七士自刃の跡に野菜市場、リスボンのような道……東京はミラビリアだ!承教寺の、件(くだん)のような狛犬など、おそるべき驚異! 旅でした。
「東京砂漠」とか「東京は緑がない」とか、とんでもな~い!東京の見方、一変です!このシリーズ、次回は12月10日です(「2011★主な仕事一覧」参照)。 -
#225
サクランボUPすごい! ほかにも先生の最近のボローニャやパリ旅行の写真などをHPでみたい! という声をしばしば、耳にします… リクエスト可能なものなのでしょうか…??
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#224
わぁ~!
すごい!もうサクランボUPされたんですね。
ぜみ事務局の皆さん、ありがとうございます。
サクランボって、本当に美味しいしかわいいですよね。
オーストラリアではタスマニアが、りんごとさくらんぼの産地です。
そういえば、義理の姉がタスマニアで果樹園とカフェを経営しているんです。毎年杏子とか送ってくれるんですが、これからはサクランボを送ってくれるよう、頼んでみます。私もサクランボの季節が待ちどうしくなってきました。 -
#223
「花と樹の話」の7月号サクランボ、掲載アップしました!
12月までの予告も!
ブリスさん、南半球は桜の花ざかり!だなんて。
秋の空気が駆け足でやってきた日本列島に住む私たちには、なんともミラビリアです! -
#222
コアマガジンのインタビュー、そしてゲストBookに寄せられる本質に満ちたアナログ書きこみ!『血と薔薇』の時代だけでなく、いま私たちが呼吸するこの時代でも、いまここで、すごいことが起こっていますね。
どんなにテクノロジー化が進んでも、人間はもともと森を故郷に持っている。アナログ思考で世界とかかわっていれば、いろいろな発見、出会い、偶然、未知の事件が起きる!「いろんなものに引力が働いている」ことを知っている人には、こうしたすてきなことが起きてしまうのですね……Mont★Analogueはその証明ではないでしょうか。
《ステッキ》も、あの世とこの世までもが不思議な引力で自然に四次元的につながってしまう、すごいメルヘンです。こんなにせつなくて、誰かと一緒に読みたい文章ありませんよ~!
それから雑誌《VENUS》の対談の一部、札幌芸術の森での「森と芸術」展のときに★先生にちらとお話をうががいました。(北海道で熊と出くわしたらどうしたらいいか!?という話をしていたときのこと)人間は恐怖を感じると、ある種のにおいが出て、動物にわかってしまうそうです。驚きだ!
しかも最終章のタイトルが〈月桂樹〉だとか?香りや香水についてもっと知りたい~!読みたいです!
その〈月桂樹〉からはじまった「花と樹と話」、来年も続くことになったなんてすばらしいニュースです!新作アップしていただき、本当にありがとうございます。どうか今後もよろしくお願いいたします。 -
#221
皆さん、いつもたくさんの情報や素晴らしいご報告ありがとうございます。特に"驚異"展の図録ページいりのレポートは遠方に住んでいるものにとってはとても助かります。
実は最近体調がわるくて、手や眼が痛くて、書けない、読めない、そのうえ膝まで痛めてしまって、びっこをひいて職場と家の往復のみで、かなり気落ちしてしまったのですが、久々にみたこのHP、ゲストブックは、いつにもまして驚異に満ちていて、元気がでました。
コアマガジンの記事も興味深く読ませていただきました。アナログとデジタルコメントの違いがやっと理解できました。デジタル文化がファシズムであるという意味もわかりました。でもこの記事が過激であるとすると、今の日本社会はどういうことになっているのでしょうか?80年代でもなんだか息苦しくて移民してしまった私ですのに...。
ところで、もう二、三週間まえから、国産(オーストラリア産)のサクランボがでまわりはじめました。ふだんでしたら、もっと安くなるまで待つのですが、サクランボのエッセイを思い出して、私もなんだか懐かしいような、切ないような気持ちになりながら、すぐ買ってしまいました。目の前でくるくるまわして、綺麗な色と艶を楽しみながら、一人で食べてしまいました。
いつもお願いばっかりでもうしわけありませんが、”ステッキ”や "香水”の対談もぜひ掲載していただきたいです。
コスモスのエッセイも楽しみにしています。
いま夕立で、ちょっとだけ涼しくなりました。
では、また。
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#220
今頃帰国できたらどんなに素晴らしかったことでしょう!
海外住民のためにも、ぜひ先生のご旅行の写真をこのHPにアップしていただけないでしょうか?恵比寿では写真展もあるそうですね。羨ましいなぁ。
花と樹の話もサクランボ以降よろしくお願いします。
南半球では今桜の花ざかりです。 -
#219
昨日、千葉市美術館で行われた★講演は、先生の「遺言」とも考えられるようなものでした。あるいは目に見えないリバティ・パスポートのような。
アンドレ・ブルトン、瀧口さんから先生に贈られたもの、今日確かに受けとりました。ありがとうございました。様々な思いがこみあがってきて、たまらなくなりました。
先生、瀧口さんより長生きしてください! -
#218
『VENUS』、拝読いたしました!!
okjさんのおっしゃる通り!
本当に、今年一年を丁寧に反芻する、★先生の旅のガイド。
『森と芸術』はもちろんのこと、『花と樹の話』、そして『フランス庭園の旅』から、
★先生は、「香り」を私たちに伝えてくださるのです。
文章から嗅覚を想起させる、これって本当にすごいことです!!
深く深く、森に入ることができました。
そして、月桂樹のある庭にも。
得難い体験で、またしても興奮しております。
-
#217
今年もスコープ展、すばらしかったですね。
"琥珀色の夜"、どこかで見たことのある懐かしい町、そしてどこでもない町。
ノスタルジアの結晶が冬の町に凍結されているような、スコープを覗いている
「いま」が永遠にとじこめられそうな。たまらんです!
桑原さんのアルバム、いいなあ!展覧会が終わるとスコープたちはみな個人蔵に
なって一般には見られなくなりますから、もう宝物のような展示期間ですよね。
さて、資生堂関係の香水雑誌《VENUS》を読みました!
表紙はなんとセリュジエのアンヌ女公。
すばらしいので一部ご紹介を。
★先生が森と芸術、香水と植物について語ってらっしゃいます。
森と芸術について、白金、福井、札幌とすべての会場を★講演を聞きながら
もういちど巡っているかのよう。シベールの森は、このノエルの時期にこそ
読むべきですね。著書『森と芸術』にある、テュレ庭園の森の、銅版画のような
驚異写真も大きくとりあげられています。
知られざる展示の構想についてもあきらかになり……エミール・ガレのガラス器
は、群集のように林立させて照明をあて、この世ならぬ幻想の森を現出させよう
としていたとか。うう、想像でこの場面を体験してしまい、興奮!
五感のすべてが発動する森、香りはまさに森の要素で、★語りはロココの香り、
ディオールの薔薇、月桂樹、とどんどん広がっていきます。
香水で有名なコート・ダジュールのグラースという町。フラゴナールという歴史
ある香料会社があるそう。ロココの大画家フラゴナールとの縁戚関係は不明です
が。驚異展の皮剥ぎのフラゴナールから続き、3人目のフラゴナール!
香りはエキゾティスムのきっかけになるという★先生、驚異展ともつながって
いたのですね!
ディオールの館と庭園については、著書『フランス庭園の旅』でも語られていま
す。庭園には香りの展示もあるのです!
失われた庭園へのノスタルジアのあるようなファッションと香水という★視点
に感動しました。
ディオールの少年期からの植物への好み、私は完全に★先生と重ねて読んでしま
いました。先生の植物誌、友人としての月桂樹、ダフネ……美しく切なく愛しい
です。
『森と芸術』の「後記」の、ピエール・ガスカールの言葉も再び引用されていま
す。そして「野生の目」をとりもどすことを誘う……
この一年の出来事が次々とよびおこされ、新たな類推でつながっていく
すごい★語りでした。私はたまらず、『森と芸術』や『花と樹の話』を
また読みはじめましたよ~!
-
#216
こんにちわ〜
過日「まつも」さんからすてきな書き込みがありました!スコープ展のこと!
ただ、個人情報が記載されている〜ということで指摘があったので、「訂正の必要が……」とまつもさんご本人よりご連絡をいただきましたが、
とってもすてきな「展覧会報告と情報」でもありましたので、ここに掲載させてください
(ご指摘の箇所はこちらでイニシャルなどに訂正しておきました)
***
以下 ☟まつもさんからの書き込み
本日、桑原さんのスコープ展行ってきましたあ!
いや!初めてみたのだが、とてつもない何かが弾けている!言葉にできない。
こんな感動はじめて…といっていいくらい。
驚き、興奮、感動、がぜーんぶ一気にドカーンときた~!
目が、異常なまでに開き、スコープの覗き穴を覆うかと思ったくらい。
一発目に、奥にドアがあり、地面には雪がつもって いるスコープをみた。 感動しすぎた。言葉がでない。一呼吸おき、再び覗く。 うっわ~!すげ~!
一瞬にして、目どころか身体中に感動が染み渡る! なんなんだこの空間。白い、純粋な、雪がつもっているのに暖かい。 と思った次の瞬間に、スコープの中に入ってしまった! 光の照らし方によって、全く異なる世界… どれもいい。素晴らしい。
町を歩き、ちょっと角を曲がったら、ふと、あるような感覚で、でもそれがものすごくいい。
次はどのスコープに入ろうかな、と思ったが、勧められるまま、次のスコープを目指した。
そこには、メガネでオシャレな黒の格好をした男性が 立っている! 「どうぞ」という声と共にスコープの中に入ると、今度はなんと! そこはサンタさんがいまにも窓をノックして、やってきそうな部屋だった。 左手前には、赤い林檎やbuche de Noelなどが!おいしそ~☆
奥にはなんとでっかいツリーが。 そしてその下にプレゼントが! 欲しい! またそこでも、すげ~!わ~!うわっ!可愛い~!キレイ~!やば! とか叫んでいました。
しばらく、そのスコープに吸い込まれたままだった。 なかなか出られないでいると、後ろからHさんの声が! わお!びっくり! この偶然も素敵でした~☆
あいさつしているうちに、Hさんが、黒の格好をしたオシャレな男性に話しかけている! まさか!彼が、桑原さんなのか。
桑原さん、とても素敵な方~☆
お会いできて本当に良かった!! それから、白いバラが真ん中にあるスコープも印象的で、色々なものがひとつの小さな部屋に集まっていた。真ん中のバラを中心に、椅子が変な形であったり、ふと、奥に階段があったり。椅子はもうひとつあった。可愛い。窓もいい。夜の窓にうつる木の影。 素晴らしい! 他にもたっくさん☆
ギャラリーの奥にある、画廊に入った。 次々と目に飛び込んでくる絵画たち。
まるで絵の中で生きているようだ。魂がある。 生命が宿っているようだ。 たくさんの絵画と本たちに囲まれたわたしは、時間を忘れていた。
ふと、我に返ると、ギャラリー展は終わっていた。 桑原さんやアシスタントの方々が休憩していた。(中略)
桑原さんとアシスタントさんお二人とわたしで、素敵な時間を過ごさせて頂きました~(>_<)
感動!!
桑原さんのアルバムを見せていただいたのです☆
桑原さんのお家の中やお庭、それからとても素敵なお嬢様まで写っていました! お家の中には、天井まで届くツリー☆その飾りはなんと!ガラスでできているらしい! 「何個か割れてしまったんだよ」と桑原さん。
それからお庭~!バラが何十種類もあるんですって!バラのアーチが!そのバラたちをくぐり、植物園のような自然の中を歩いていくと、その先に桑原さんの書斎があるのでした! 冬のお庭は、またいい。雪に覆われた植物たちは、また違う新しいものに変身していました~!一度うかがいたものです〜!(中略)
わたしが今日を含めて、感じたのは、やはり「★ぜみ」は繋がっていますね。
「★ぜみ」と言っただけで、話さなくても分かるという関係。
これは本当に素晴らしいことですね! 素敵!
長々失礼しました~☆
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#215
ぜみのお友達から、限定版、桑原さんのサイン入り箱、スコープ展のポストカードが届きました。
どうもありがとう!
とても、とても素敵なクリスマスプレゼンとです。
ちょっと寂しいような"琥珀色の夜”。
でも灯りにつられてドアをノックすると、お店のなかでぜみの皆さんや先生がお酒をのみなから、談笑しているような...
もう、二十何年も見たことのない日本の雪。
懐かしい...
スコープ展、たしか明日が最終日ですね。
お見逃しないように。
オーストラリアから
Merry Christmas!
モン★アナログの皆さん、たいへんお世話になりました。
来年もよろしくお願いします! -
#214
vIoletさん、わかります~。
「霞草 夜気に咲き 大地をおおい 山となる」
新たな大地が産み出されるような感動が伝わってきます。森も海も大地もつながっています。
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#213
「瀧口修造とマルセルデュシャン」展に寄せて
★先生、千葉でのご講演ありがとうございました。
ことばにできません。
霞草 夜気に咲き 大地をおおい 山となる
Mont★Analogueのみなさん、ありがとうございました。 -
#212
★先生の千葉でのご講演を体験し、展覧会をみる視点や見えかたや感じ方が、それまでとははっきりと変化しました。
troisさんのコメントにも感動しています! そうです、あの時の感動をなかなかぴったりの言葉で表現できなかったのですが、深く静かに心が震えました。★先生を介して、デュシャンや瀧口さんと現在が、無数のきらきらした細い糸で、流れるように自分にもつながった気がしました。
瀧口さんから★先生と奥様に贈られた最後のリバティパスポートは、美しく不思議な存在感を放ち光っています。印象的な紫色を背景に、闇からぼうっと浮きでている太古の銅鐸文様のようなかたちには、誰かからのメッセージが記憶されているように思えて何度も目を凝らして見ていたのですけれど、★先生のお話を聞いて瀧口さんからの「贈り物」の意味がわかりました。
「星と石と」という詩もとても記憶に残っています。「ステッキ」もチコもみんなつながるんですね! 展覧会で『扉の国のチコ』の原画を見たかった~、と思いました。
★先生の語りに導かれ、目の前にあるオブジェを通して、私たちが全身で感じたもの見えたこと。あの場所にいあわせることができて、ほんとうに良かった。
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#211
※ぜみ掲示板からこちらへお引越しします。書き込み場所間違いごめんなさい!
順序が逆になってしまったのですが、
最終講義参加後のたった今、ステッキを拝読しました!
どうしましょう!大変です。静かに興奮しています。
講義の後の皆さんのご感想で、しきりに話題になっていたステッキが
ようやく私にもつながりました。とても感動しています。
先生のおっしゃっていた贈り物ということばの意味を、改めて感じています。
私はついつい自分から足を出してしまうたちなのですが
これからは、ステッキについて行くように歩いてみようと思いました。
★先生、いつも素敵なお話を本当にありがとうございます。
先生のお話はいつも私を、場所や時間を越えた
不思議で素敵な場所へ連れて行ってくださいます。
先生や皆さんのおかげで、ぜみはいつもとても居心地が良いです。 -
#210
感想が遅れてしまったー!
興奮が覚めないうちに、書かせて頂きます!
千葉市美術館の最終講義、とっても素敵でした!
まだ先生の声が頭に響いてるかんじがしています。
瀧口さん、巖谷先生はもちろんですが、わたしたちにも沢山の素晴らしい贈り物をしてくれて、本当にありがとうございます。瀧口さんの描く絵やオブジェたちをしっかり体で、心で、感じています。
感動するものや、おかしい~!と思うもの、それからくだらなくて笑ってしまうものまで。
素敵な感動を与えてくださり、本当に感謝しております。
講義が終わったあとは、こう思い、涙が出そうになりました。
デュシャンとの関係は、共通する部分がたくさんあると思っていましたが、意外と異なる部分があるんですね。
箱は二人に共通している部分だが、その箱に自分の作品を入れるデュシャン。瀧口さんは記念品や思い出を。
人との大切な出会いをひとつの箱に入れる。
そうすれば、いつまでも忘れないですよね。
素敵ですね!
まだ余韻がぬけていません。
月曜日、桑原さんのスコープ展には行けなかった~!
桑原さんにお会いしたかったのに…
スコープはやくみたい!!!
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#209
昨日の「瀧口修造とマルセル・デュシャン」のご講演、ほんとうに素晴らしかったです!
図録の序文を読み返し、さらに講演での★先生の言葉を思い返し、こんなにも瀧口修造とマルセル・デュシャンの関係が、二人の生きている間に、そして瀧口さんの生きている間に、ゆっくりと丁寧に、また軽やかに豊饒に、育まれていたことがわかり、心が震えました。
それぞれの作家がすでに物故で、彼らが亡くなって数十年がたとうとしている、直接に交流をもった人が少なくなっていく時間の経過のなかで……展覧会ではとかく美術品の価値や歴史的稀少性からしか評価・鑑賞されないけれど……★先生の証言は、重要かつ歴史の真実として、残されていくべきものだと思いました。
まだ20歳の★先生に、40歳の年の差のある年長者だった瀧口さんは、長い時間をかけてさまざまなことを話して聞かせてくださった。
瀧口さんもまた50代の終わりにしてなお、若者の悩むように「私とは誰か?」と自分に問いかける日々(des journées)がつづいていた。
アンドレ・ブルトンの「Qui suis-je?」という問い(謎)かけは、瀧口さんと★先生を……そして、この講演を聞いた私たちをも……とらえることになり、そしてそれは生涯つづく謎になりました。
ブルトンのいう「Qui suis-je?」という、人生の新しいかたちを探る問いは、きっとシュルレアリスムの作家たちすべてのテーマだったでしょう。
そのなかにあって、デュシャンも、瀧口さんも、それぞれが独自に人生の新しいかたちを、芸術を人生ととらえながら探っていました。
私たちは展覧会で、彼らが人生を探ってゆく過程を、作品として見ることができましたが、これを気づかせてくれたのは、やはり★先生の言葉によります。
デュシャンは「私は誰でしょう?」と問いかけながら、自分のプロフィルをいくつも作った……それもガラス越しに……
瀧口修造は「私とは誰であるか? 誰を追うのか?」と、他者とのかかわりのなかで作品を残していった……それは贈り物というかたちをとって……
これまで、私は二人の残された作品からしかそれぞれの作家を知ろうとしていませんでしたが、★先生の講演を聞き、とくに瀧口修造が、どうして作品を制作するようになったのかを、はっきりと知ることになりました。
1958年、デュシャンと偶然にも出会い(会うことが必然であったかのように!)、以来、瀧口さんは「Qui suis-je?」の問いに答えを見いだそうと、作品制作をはじめるようになりました。
若い★先生とも語りあった瀧口さんが、「私とは誰か?」と自分に問いかける日々(des journées)は、デュシャンに手紙を書き、デュシャンとある種の共謀関係をもって「店」をひらくことによって、しだいに連続するようになっていきました。
瀧口さんが「店」の売り物を制作する日々(jours)はやがて連なり、Journey(旅)になってゆき……と★先生は語り、
瀧口さんがその「旅」の過程から、いよいよ特別な「透明の人格、言葉とオブジェ」を獲得して、存在するようになった……と知り、ふかく感動しました。
***
デュシャンと瀧口さんが商人としてつながった小さな店の誕生、その店ではお金のやり取りがなく、物々交換か記念品・贈り物ばかりが生まれてしまう……オブジェたちのざわめきに耳を傾ける瀧口さん。
デュシャンとの出会いからはじまった瀧口さんの美しい老年の旅……切ないほどに美しい作品たち・オブジェたち……それらはみんな、瀧口さんの旅の途中、出会った人々とのあいだから生まれたものなんだ。
デュシャンに出会ってほんの10年、それも手紙のやりとりだけ……でもじゅうぶん「わけは承知していた」二人。
★先生の示される、瀧口さんを写したプロフィルもまた印象的で
……瀧口さんはデュシャンの死後、思いきってでかけたフィラデルフィアの地で、デュシャンの遺作を前にどんなことを思ったのでしょう?
……瀧口さん自身の死の前年、デュシャンの小展示「窓越しに……」展で、瀧口さんはなにを思っていたのでしょう?
★先生はご自身が作話した絵本「扉の国のチコ」のなかでも、チコの(帽子を目深にかぶった視線の先のわからない)姿をかりて、瀧口さんへなんども問いかけているかのようです。
瀧口さんは幸福だったなと心から思います。
デュシャンとこんなにも美しく幸福な関係があった事実を、「若い友人」であった★先生がきちんと理解していて、そしてその話を、後世の私たちに聞かせてくださったのですから。
こんな風に瀧口さんとデュシャンの関係を話して聞かせていただけるなんて、それはとてもすてきな★先生からのプレゼントでした。
★先生は最後に、瀧口さんの「遺言」という詩を引用されました。
……若い女友達へ……いずれ会える場所
……壁もない、扉もない、いまぼくが立ち去ったところに直通している
このときはもう、言葉のひとつひとつが私たちへの贈り物のように聞こえてきます! 今年最後の★最終講義、聞くことができてほんとうによかった!
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#208
昨日の講演会、そして展覧会カタログの★先生の文章を拝読し
素晴らしい「贈り物」をいただいた、と感激しております。
感激。。。いや、寂しさにも似た、しかし確実な幸福感といいましょうか。
扉の向こうに、懐かしい人たちがいて、その中に
これから逢う人、そして自分自身もいるかもしれない、
『扉の国のチコ』のイメージが、今を生きていくのに、心強い灯火となりました。
とても、前が開けた気分です。本当にありがとうございました。 -
#207
昨日の講演会、行ってきました。
瀧口さんとデュシャンの出会い、瀧口さんと先生、先生と私たちにまでおよぶような長い長い旅の物語を聞いているような印象です。瀧口さんの遺言のことばを先生が読んでいくと、ことばが染み込んでゆく~。涙腺もゆるんでしまいました。リバティ・パスポート、国境なんて、越えてしまいたいって私も思いますが、発想がすごい!先生と奥様の頭文字をとって作り上げた詩に魅了されてしまいましたし・・瀧口さんのつくったデザインもステキで。
私とは誰か?自画像をつくったデュシャンと。誰かを追い、人々と関わりあいながら書くことやつくることを続けていた瀧口さん。お二人のこと、失礼ながらあまり知らなかったのですが、デュシャンの大ガラスの解釈は驚き!ことばとものは同時発生的とのこと。ガラスは透明ですべてが見えているのに接近できない、題名の花嫁と独身者のように、デュシャンそのもののように・・なんだか切なくって、それでいて興奮気味にお話聞いていました。
先生のおっしゃっていた瀧口さんの印象も心に残ります。何か終わってなくて、まだ探しているような老人だった、複数の見通しで迷っていた人・・そして、瀧口さんが好きだった贈り物。出会いや手紙、自然物!講演会でも先生から贈り物を受け取って、作品や人々と出会い、発見しているなぁって思います。ありがとうございました~! -
#206
★先生、今日もまたすばらしい講演をありがとうございました。
胸がきゅうとなり涙をとめることできず、講演が終わってもしばらくは立ち上がれませんでした。
先生が年長の友人であるTさんやSさんに出会ったように、いま、私たちは先生に出会い、たくさんの贈り物をいただいています。その希有な出会いに感謝するばかりです。。
『ステッキ』のお話には泣いてしまいましたが、浜辺の光景はアンゲロプロスの少し光があふれるような映像のよう。
そしてそこから帰る=蘇るという祝祭的感覚、その「再生」の感覚が、昨夜の月の光あらたに生まれていく様子、そして今日の講演での話へと連なります。
自然を越えた見えない糸、意図、もあるかもしれないような、美しい講演でした。
宇宙のなかの円環を生きているこの感覚・・・
妖精もいたかもしれませんね。
★ぜみにいることは誇りです。ありがとうございます。 -
#205
violetさんがとびきり大好きとおっしゃる「コスモス」がさっそくアップされていますね!メキシコに乱れ咲くコスモスの野生の姿……激しく胸打たれました。ドキドキします。「ステッキ」のアップに引きつづき、★ぜみ事務局さん本当にありがとうございます!
「ステッキ」を読んだときの、たまらない切なさ。懐かしさや愛しさやおかしさやさみしさもごっちゃになって……茫漠とひろいひろい空間が体のなかにできるような。この「感覚」が共通の場所への鍵なのかしら。幼年時代とあの世はつながっているのかも。「撮影がはじまったようでした。」……Uさんもそこにいたのですね!
★先生がステッキに導かれて歩きはじめた土地、港区の★講演が今日ありました。庭園美術館、旧朝香宮邸の戦前の様子を記録した貴重なフィルムを見ることができました。建築、窓、市電、ファッション、ヘアスタイル、身のこなし、婚儀、あそびの日常、無声映画のよさ!あそびの場面など、まるでマン・レイの「サイコロ城のひみつ」を見ているかのよう!
★先生はアール・デコからキュビスム建築、ル・コルビジュエ、パリ16区の別荘建築についてまでお話してくださり、高輪からパリまで旅してしまったみたい!庭園は時間の芸術、というお話にも感動でした。映像を見ると本当によくわかります。
学芸員・牟田さんの朝香宮邸への熱い想いがひしひし伝わり、この建物にまつわる切ないお話にも胸がきゅううと。すばらしい対談ありがとうございました!
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#204
★先生からの追加コメントをいただきました
→「★ゼミからのお知らせ」にも掲載しています。
先日の予定表に、ひとつ書き忘れていました。
大したことではないですが追加します。
7.講演《瀧口修造とマルセル・デュシャン》の前日の12月10日(土)15時から、港区高輪支部(メトロ白金高輪駅前)ホールで、《港区の歴史と自然》という対談講演をします。庭園美術館学芸員牟田行秀氏の上映する戦前の貴重な映像について2人で軽く話すというもので、参加無料。港区在住・在勤・在学者に限られますが、それ以外でも★ぜみといえば大丈夫です。問合せは港区キスポートあるいはモン・アナログへ。
なお、千葉はアナログ文化の生きているところ。食もあれば里山もある。千葉市美術館の活動も立派なもので、在住者もそれを知らないはずはないでしょう。
連載《花と樹の話》のアップはだんだん消えてゆくようですが、この先もそれでよいですか? -
#203
事務局の皆さま
いつも★先生の枝を広げていただき、心から感謝致します。
「ステッキ」、切なく、寂しく、静かに興奮致しました。
こういった、小さな大切な興奮の思いを重ねることが、
生きて行く上でどれだけ大切になってくることか。
宝物をありがとうございます。
明日はいよいよ千葉ですね。
さて、またどんな宝物記憶が増えていくのか、今から楽しみです! -
#202
ブリスさん、オーストラリアから助け舟を出してくださってありがとうございます!
この上なく楽しい想像力のおかげで、ひとりよがりのアナログにならずに済みました。
求めて鳴くと応えてくれる。
この上ない幸せ、Mont Analogueにあり!
2011年1月から掲載されてきた「カキコミ★ゲストBook」!
このHPへの希望・要望、★先生への質問・感想など……これからもじゃんじゃん書き込んでね!
yoro (日曜日, 05 9月 2021 16:23)
「マン・レイと女性たち」展は明日6日(月曜日)まで。
時数は字数の誤りです。
以上、お詫びして訂正させていただきます。
yoro (土曜日, 04 9月 2021 10:52)
「マン・レイと女性たち」展もいよいよ明日まで!
先日行ってまいりました。見応えのある、先生にしかできないすばらしい展覧会で、写真の魅力に酔いしれ圧倒されました。
事前に先生の図録を兼ねたご著書を拝読していって、ほんとによかったです。
これからまた、限られた時数の中で語られた先生の言葉をゆっくり味わい、読み解いていくのが愉しみです。
twitterで拝見する先生の森の生活も、少し寂しそうですが、木洩れ日や窓辺の朝日の写真素敵ですね。
素晴らしい体験をありがとうございました。
eno (日曜日, 18 7月 2021 22:15)
わたしも「マン・レイと女性たち」展いってきました〜
すっきりした空間に絶妙な間隔で展示された写真、絵画、版画、オブジェ、モビール、彫刻、ジュエリーや香水瓶。
各テーマは、空間的に完全に区切られることなく、自然とつながっていきます。
作品自体も同じモティーフがさまざまな方法でくりかえし再制作、アサンブラージュされ、ひとつひとつに不思議な関係性、連続性がみえたりもしました。
なので、入口から順繰りにすすんでも、一度出会ったものにちがったかたちで再会し、何度も遡行することになってしまいました。
なかでもとりわけマン・レイが出会った自由な女性たちのつよさとうつくしさ!
マン・レイのカメラ、マン・レイの目がとらえた彼女たちのプライド、釘づけです。
はじめて出会った、ジュリエットの絵画、エルザ・トリオレ、ドロテア・タニング、メレット・オッペンハイムのジュエリーもよかったです。
そして、図録もすばらしい!
かるく、小ぶりの本。
にもかかわらず、驚くほどふんだんな図版、カバー、帯、細部までうつくしい装丁、心にくいパリガイドや人名索引、そして、なにより★先生のテクスト、たまらない〜
手にしてからよなよなページをめくっています。
残念なのは、★先生のテクストを唐組の藤井由紀さんと久保井研さんが朗読し、さらに音楽や写真もつけられたときうオーディオガイドがまだ聴けていないこと。
かならず聴きたい!
Bunkamuraにメール、入口の職員にも要望しましたが、なにかよい方法ないものか…
ともあれ、コロナ禍、政治禍、五輪禍の最低最悪のなか、まるで★先生とマン・レイから《CADEAU》のような展覧会と図録、大切にします!
加藤友紀子 (土曜日, 17 7月 2021 21:11)
『マン・レイと女性たち』
行ってきました、素晴らしかったです。
分類が見やすかったのと、
キャプション、監修者である巖谷先生の文章を読むと、
作品が息を吹き、ワクワクする遊びが見えてくるようでした。
レイヨグラフやソラリゼーション、それからその時代のシュルレアリストたちの
交流のライヴ感なんかも不思議と、
感じました。
それぞれの時代にそれぞれ女性の存在、作品たち。。
デュシャン、エルンスト、戦争の時代、ニューヨークにパリ。。
まだこれから揃う作品もあるので
また会期中に数回訪れるつもりです!
https://www.e-tix.jp/21_manray/
こちらをコピペして入場予約のうえ、
入場するそうです。
詳しくは美術館のサイトでチェックしてください。
2021/7/13(火)~ 9/6(月)
※7/20(火)のみ休
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/21_manray.html
タナカ (木曜日, 08 7月 2021 20:18)
★先生ゼミのみなさまお久しぶりです。
『マン・レイと女性たち』楽しみにしています。
★ゼミをきっかけに色んな国に興味を持って、いろいろ理由をつけて、仕事でテヘラン、サウジアラビア、カタール、マレーシア、シンガポール、ベトナム等々行きました。正直言って、美術館、展覧会はしばらく行っていないので「マン・レイと女性たち」行きたいと思ってます。
★先生よりメッセージが届きました! (日曜日, 04 7月 2021 09:11)
◆
ごぶさたしました!コロナ+オリンピック政治災害下に、いかがおすごしでしょうか?
◆
こちらは2月から書きはじめた「マン・レイと女性たち」展(Bunkamuraミュージアムで7月13日~9月3日)の図録単行本と会場パネル、さらにオーディオガイドのシナリオにかかりきりで、その間の閉じこもりで体調ままならず、書きこみが遅れましたが、ようやく終りました!
女性像を中心とする260点はすばらしい。感染状況からして、ぜひいらっしゃいとはいえませんが、パネル解説やオーディオガイドなど、短時間で見られるようにしてあります。
◆
図録は★著の単行本『マン・レイと女性たち』として平凡社から近刊。展覧会にすぐ行けない場合には、まずこれを!全展示作品を収録しているのはもちろん、かつてなく解説・資料の充実した美しい本です。
この種の著書としては★の最後のものになるかもしれないので、全力を注ぎました。troisさんもありがとう!
◆
一方、Twitterは毎日休まずに書いていますが、いまはこの展覧会から写真作品をいろいろ紹介コメントしているので、覗いてみてください。
◆
ほかに書いたものを列挙しておきます。
・「記憶のギャラリー21:平沢淑子」アートコレクターズ5月号
・「記憶のギャラリー22:トワイヤン」同6月号
・「記憶のギャラリー23:マン・レイ」同7月号
・「記憶のギャラリー24:鈴木真」同8月号
◆
最後のものはもちろんステンレス・アーティストの、あの鈴木真君。昨年の高島屋での個展のことからはじめて、昔のゼミのことも書きました。7月25日発売。
◆
6月号の「トワイヤン」について、yoroさんのコメント、ありがとうございました!嬉しいです。
◆
・「『大奥』をこう読む」in『太陽の地図帖 よしながふみ『大奥』を旅する』平凡社、8月3日刊行予定
・「オブジェ・シュルレアリスト」in 久留一郎ボックスオブジェ展カタログ 近刊
◆
4月の「くわわ展」にも多くのみなさんが来てくださって、ありがたく、また再会できてよかった。加藤さんや enoさんなどのコメントも、ありがとうございました!
◆
当面の予定としては7月下旬から、千ケ滝の森の仕事場へ行く予定でいます。★
yoro (火曜日, 08 6月 2021 23:34)
アートコレクターズ誌の巖谷先生の連載エッセー「記憶のギャラリー」を、毎号たのしみにしています。今月は、チェコ出身のシュルレアリスムの画家トワイヤンを取り上げています。
このエッセーで語られたトワイヤンを巡る不思議な出会いの連鎖は感動的で、あらためて先生の記憶の玉手箱には宝ものがいっぱいなのだと思いました。先生の文章を読んでいると、なんだか元気がモリモリ湧いてくるから不思議です。このエッセーに見る出会いの連鎖に、私もまた先生の文章との出会いによって連なることができるからなのかもしれません・・・
第二次世界大戦前夜の不安を予感させるようなトワイヤンの「眠る女」や「射撃場」は、岡上淑子さんの作品や、金子國義の作品「夏休み」の少女の空虚な黒い瞳をも連想させるものです。
七月には先生監修の「マン・レイと女性たち」展が開催されるとのこと、そこでも魅力的な女性たちの登場が楽しみです。
コロナ禍での大変な時期にもかかわらず、講演や展覧会など、様々な活動をされる先生に励まされ、私も機会を逃すことなく、できるときにできることをしたいと考えているところです。
先生のTwitterでは、ちいさな花たちが語ることばに、そしてその美しさ、可憐な姿に救われ励まされる毎日です。立ち込める深い霧が晴れることをねがいながら。
ブリス (日曜日, 18 4月 2021 17:12)
ご無沙汰しています。
★先生、くわわ展おめでとうございます! また、皆さんメッセージありがとうございます。
こちらは、ついに100mm以上の雨が一度に降って、干ばつも終わり、貯水池も満杯になりました。うちの裏の隣人の貯水池は、7エーカーの大きなもの(所有地が10エーカー)ですが、今まで2年近くほとんど空っぽで、水面もみえませんでした。今はうちの裏庭にある湖のようで、午後の日差しに水面がきらきら輝いて、とてもきれいです。毎日真っ青な青空、ダイナミックな夕焼け、夜は満天の星空、地元の自然を満喫しています。オーストラリアではほとんどコロナウイルスの国内感染はありませんが、国境はニュージーランドの間のみオープンするそうです。日本の展覧会にはいついけるようになるのでしょう?
加藤友紀子 (水曜日, 14 4月 2021 20:55)
久しぶりに★先生のお姿拝見!下北沢ギャラリーHANAのくわわ展にて、最終日に〜
入り口のアリス、奥にあったワニ、ゾウ、不思議にかわいくクスッと笑ってしまう骸骨の写真、森の精霊のようなオークの木の写真、りんご、窓、手のひらサイズの全部で35作品だったかな、小さな一つずつから様々な物語のなかに旅できそうな、素晴らしい作品でした!楽しかった!
それからそれから、たくさんの自由な女性たちが、観に来ていたのもよかった。女優さんたち、伝染病の研究者、編集者、お花屋さん。。 宇宙人という作品を手にした女性がその場で包みを広げて、見せてくれたのもよかった。 また出会えるのを楽しみにしてます!
★訂正です。 (火曜日, 06 4月 2021 00:42)
◆
うっかりしました。7日は水曜でしたね。3時には下北沢ギャラリーHANAへ行くつもりです。火曜は画廊の休廊日でした。★
violet (月曜日, 05 4月 2021 06:08)
春を食べます。食べました。庭のフキノトウを天ぷらに。揚げるそばから…身魂目覚める、ほろ苦い早春の香。やっと顔を覗かせたばかりなのに…申し訳ないと思いつつ「自然の恵み」いただきます!私も待ちに待っていたこの季節。山笑い、心おどる解放感。
既に春爛漫の東京で、ついに!「くわわ」展のご開催おめでとうございます!
宝箱から取り出されたような、各作家の各一作品を画像に見るだけでも、なんともすてき!! こわいiiiiものもありそうな…!?ほんとうにKUWAWAiiii!!さぞやおもしろいiiii 愉しいiii i展覧会!
enoさん、さっそくありがとうございます!
自然に笑みがこぼれそう…「水」展につづくこの展覧会でも解放感。希望の光になりますね。
グループ展ならでは!下北沢ならでは!出会いが、交友が、ひろがってゆくでしょう。いい企画!
「ジェノヴァ パッラヴィチーニ荘の空気の精」~ここにいる「ジェノヴァ 囚われのニンフ」~そして、これまでに拝見してきた幾多の光画や、皆さまからのメッセージに想像をめぐらせふくらませ、初めて出会ったアーティストの作品もネットなどで訪ね見ながら、心はそこへ…「くわわ」展を楽しみます。
そして、『旅人類Vol.07』も、無事ご発刊!よかった~おめでとうございます!
たとえ同じ道をたどる再訪でも、(コロナ禍で取材旅叶わず)記憶にめぐる旅でも、懐かしくも都度新た。読みごたえ見ごたえたっぷり、さまざまに旅を具現。読者も、あの空気や大地を体感しながら北海道探訪・再訪しているかのよう…。
緋色のリンゴ・青と白が眩しすぎた欄島海岸(…漂流物)~★「余市・フゴッペ洞窟-再訪メモ」然り。色も香りも音も味覚も触感も鮮やかに、時空を超えた旅へいざなってくれる。
いつの日か当県内でも上映されるかな(?)予告編の数分間も圧倒的に美しい!映画『モルエラニの霧の中』と、街の記憶をめぐる入れ子のような★エッセイ「室蘭、消えゆくオブジェの町」。「『存在と非在のあいだを往き来する』室蘭」…まさに霧に包まれてゆくかの不思議な感覚。小樽や地元の町の記憶までもが、おぼろに…すてきな旅は旅を誘う。
いまなお、県境には見えない高い壁。なかなか超えられず上京断念。またしても残念無念。
生での再会が叶うのはいつになるやら…先生、みなさま、どうぞお元気で!
うれしいお便りにもお返事できず失礼したまま…あの方・この方ごめんなさい。じきに!(この場を借りて)
eno (月曜日, 05 4月 2021 01:20)
★先生、みなさま、ずいぶんとごぶさたしております。
「くわわ展」、初日にいってまいりました!「くわわ」???とおもっておりましたが、手にのるほどちいさくて、たまらなくかわいい(ちょっぴりおそろしさも)陶器、漆器、硯、金属、鉱物、ガラス…のオブジェたち〜。
そして、壁一面には、ちいさな窓のような★先生の写真作品!
とじこもりの感覚が、「くわわ」いさ(?)で瞬間的にひらかれました。
先のみえないコロナ禍に方舟のような展覧会です(ギャラリーもどことなく舟みたい)。
再訪したいです!!
★先生やみなさまにお会いできるのをたのしみに。
★先生よりメッセージが届きました〜 (土曜日, 03 4月 2021 23:30)
◆
ごぶさたしました。前回の投稿で、「くわわ展」のことを書き忘れていたことに気づき、いそいで以下のお知らせのみ。
◆
きのう2日(金)から、下北沢のギャラリーHANA(世田谷区北沢3ー26ー2/03ー6380ー5687)で、「くわわ展」がはじまりました。伊勢崎淳の小さな備前焼オブジェや、桑原弘明のかわいいオブジェ、綿引明浩のくわわいい絵や立体、ほか小さな漆器や七宝焼や硯やガラス細工など、貴重な作品群とともに、★の小さな写真作品30点を展示します。大きな写真は入口に飾った《不思議の庭のアリス》1点のみです。
◆
写真30点は同じ小さな額入の、フランス、スペイン、イタリア、スイス、オーストリアで撮った作品で、多種多様です。ぜひごらんになってください。
◆
★は明日4日(日)と7日(火)と最終日12日(月)は、午後に在廊します。それ以外の日に行く場合は、Twitterに予告を出します。 お会いできればさいわいです。
◆
なお、じつをいうと今日、病院で、コロナ期に血糖値がどんどんあがっているのがわかり、「お菓子・果物は食べないように」といわれました。衝撃ですが、いちおう守るつもりです。昨日も皆さんにお菓子のおみやげをいただき(ありがとうございました!)、その分はおいしくいただきましたが、今後は控える予定ですので、「おみやげ」などにお気づかいなさらないように、よろしくお願いいたします。★
Yamamoto (日曜日, 21 3月 2021 17:52)
Yamamoto あらため加藤になったのですがー
久しぶりにモンアナログのゲストブックを読み、、うう、いいなあ!
行かれなかった水展に花巻やオーストラリアや京都や、OKJさんからの書き込みをよんですっかり旅した気になってしまいました。。 7月のマン・レイ展も今からワクワク楽しみで、(すでに発売中のチケットをウェブサイトから購入)
なんとなく感じる日々の様々な規制、共感の強要、集団の価値観になんとなくやり場のない閉塞感を感じていますー。
こんな時こそ芸術が必要、★先生の眼差しに出会いたいー。
と、熱望しております。 ご講演を聴きたいというメッセージもあちこちで聞こえます。
まずは4月のくわわ展 また様々な小さき可愛いものたちに出会えたらなと期待して。。
★先生よりメッセージが届きました〜 (月曜日, 08 2月 2021 22:07)
◆
今年はコロナ人災のゆえに新年のご挨拶もせず、閉じこもりで体調もよくないために、投稿が遅れてしまいました。ご容赦ください。
◆
まず年末の「水」展、本来なら無理な状況だったのに、いらしてくださった方々、この欄やTwitterにコメントをくださった方々、ありがとうございます!
来られなくても応援してくださった方々、贈り物をお届けくださった方々にも、厚く感謝を申しあげます!
◆
もちろん観客は少なかったけれど、いろいろ出会いがあり、もしも今後に新★ゼミがひらかれるとしたら、メンバーがだいぶ増えるのではないか、と思われるほどです。
1年以上、講演などもできずにいましたが、この先なんとか、可能になるときを待ちましょう。
◆
その間に書いたものとして、「アートコレクターズ」誌の連載「記憶のギャラリー」では、
◾「四谷シモン」新年号
◾「大月雄二郎」2月号
がすでに出ています。大月雄二郎についてコメントがあれば、Twitterにお願いしますね。
◾「池田龍雄」3月号
も書きました。昨年末に亡くなった池田龍雄さん、2018年の回顧展にMont★Analogueのメンバー数人と行ったことを思いだしますが、主にあの展覧会を通じて、彼の特攻隊体験~敗戦の時代と、あの時期に似てきた現在とを、楕円の2つの焦点のようにして書いています。
◆
6日から岩波ホールではじまった坪川拓史の映画『モルエラニの霧の中』では、上映冊子に
◾「霧の中の室蘭」
を、3月刊行予定の「旅人類07」には、
◾「室蘭ー消えゆくオブジェの町」
◾「余市、フゴッペ洞窟ー再訪メモ」
の2篇を書きました。写真多数。
あと、4月に再上映されるキェシロフスキの映画『デカローグ』のために推薦コメントを。
だいたいそのくらいでしょうか。
◆
今年は7月から「マン・レイと女性たち」という大規模な展覧会(アートプランニングレイ企画)があるので、いまはその図録の執筆準備にかかりきりです。
そして春からは、単行本『すばらしい北海道』の仕事に移る予定ですが、どうなることか。
◆
閉じこもりで、通院以外に散歩もろくにできないため、体調のままならない日々ですが、まあ、そのうち、なんとかなるでしょう。
以上、ご報告まで。★
ブリス (土曜日, 16 1月 2021 16:57)
yoroさん、okj さん、「水」展のご報告どうもありがとうございました。
諸橋近代美術館の喫茶コーナーで、★先生がすぐ前にある池の水面のショットを見せてくださったのが忘れられません。まさに★先生のカメラの目を見たような気がしました。それから2回日帰りで御薬園やさざえ堂を訪ね、★先生のカメラがどんな水面をとらえたのだろうと考えながら一人で歩き回りました。
はせさん、violetさん、いつもメッセージありがとうございます。水はそのままでもいろいろな表情があるのに、凍るとミネラルになったり、蒸気になって空に昇ったり、テーマとしては限りないでしょう。今、世界中絶望的な状況ですが、それでも夢や希望を捨ててはいけないと思います。いつか「水」展2が開催されることを祈っています。
はせ (火曜日, 05 1月 2021 22:09)
あけましておめでとうございます
violetさんのおっしゃるとおり、自由に往来できないからこそ、みなさんのメッセージがより光り輝く希望になりますね。
okjさん、yoroさんの★先生の「水」展の感想、本当に救いでした。自分が見られなかったので、本当に……。
わたしたちの普段見ている現実とは全く違う、先生のカメラの目の捉えた現実!「光画」は先生の新境地なんだと感じています!twitterでも「水」展の報告が多く見られて、展覧会が予兆を感じさせる様々な出会い場にもなったことがわかり、本当にすばらしいと思いました。水の女=ナジャたちのいる妖精の世界!まさに希望のはじまり。
早くコロナが収まって先生が旅に出られますように!(京都にも早く来てほしいです!)
violet (土曜日, 02 1月 2021 18:20)
恭賀新年。
久しぶりにまともな積雪・キンキンに冷えこむ冬です。
okjさんも「水」展に行かれたのですね。
水の表面の世界~希望の感覚!解放感!…ナジャ。
見ることのよろこびを…五感にしみる感覚を、ここで共にし、いつでも交信できる(している)幸運に感謝いたします。生きのびてゆくうえで、芸術は光にも。旅の水先案内人にも。
なかなか自由に往来できない今、これまで以上に皆さまのメッセージが楽しみ!
本年もよろしくお願いいたします。
okj (火曜日, 29 12月 2020 17:55)
violetさんから冬のお便り、遍在する水のように旅する感覚研ぎすまされて...その「水」展ほんとうにすばらしかったです!★先生の写真作品を観てはじめて、こんなにも水の表面という世界があったことを知りました。不思議なしじましましま永遠化。光の一瞬が撃たれた時と場所を超えて、もはや場所ではない光画があらわれ...そのあちこちに目やサインの点滅・連結を感じてしまって、ナジャを思います。まさに希望の感覚です、見ることのよろこびが噴出、「水」による解放!すばらしい展覧会をありがとうございます。
violet (木曜日, 17 12月 2020 08:11)
まばゆい冬の日。ほの明るい夜。
いちめん、いちめん、真っ白しろ!キラキラ雪の光。ちらちら雪灯り。
かたや、春の陽光!ひまわり畑の輝き!異世界便り。光の瞬き~光画。
ついに!先生、「水」展の無事のご開催おめでとうございます!!ブリスさんもお元気そうでよかった!
「12月なら!」と待ちわびていたのですけれど、「12月こそ」上京が困難になってしまいました。
よもや、こんな疫病の時代に遭遇するだなんて…。コメントを拝読するほど口惜しさは募るものの、こんな時節にありながらも多くの方々が足を運んで、み入られているご様子…うれしくもあります。
生命の源・「水」。散り群れ、とどまり動き、見え隠れ。すがたを変えて、めぐりめぐる水。
石や岩のすがたをも変えてしまう水。ときに魅入る水。聞き入る水の音。なぜか魅せられる水のある光景~自然。当たり前のようにありながら、不思議だらけの水。
4氏それぞれ異なる表現で集う「水」・「水」展。新しい旅の始まりともなる希望の「水」展(yoroさん談)。とても想像しきれるものではありませんが、とてつもない小宇宙が創りだされていることと思います。
いっそうたくさんの方が、旅を満喫されますよう…。
みなさまのお話を、楽しみにしています。
満ち欠け、満ち欠け、月を仰ぎみて暮らした、この年。
旅はもっぱら県内(ちらり隣県で湖畔遊び)~見はるかす黒い岩石の原・溶岩流跡、鍾乳洞、森々…
そして、高原立ち寄りなど、よりどりルートで三陸海岸の北へ、南へ。実に何度か!
陸地の生成~恐竜たち・縄文人たちの暮らし~(琥珀)交易~幕末・世界大戦…言わずもがな、幾度もの大津波。太古から、さまざまな記憶を残す海岸段丘(北)~リアス式海岸(南)近辺を、よーく踏みしめながら歩きました。未来へもつながる「いま」を。
地中へ、空中へ。次は、どこに舞い降りるのかしら…。はたまた水の精に?はたまたはたまた植物の精に…?降り積るほど、雪の精たちの終わりのない旅を思います。
はや真冬並みの寒さに、ウィルスたちが嬉々として暗躍!?
みなさま、くれぐれも心身たいせつにお過ごしくださいませ。
いつの日か再会できることを祈りつつ…
yoro (水曜日, 16 12月 2020 15:34)
日本橋高島屋で開催中の「水」展に行ってまいりました。素晴らしかったです!
巖谷先生にも会場でお目にかかることができて、作品のお話など伺い、大変嬉しく貴重な時間でした。
生命の源「水」というテーマ、このコロナ禍にあってその必然性を、四人の方々の作品に感じとることができました。
「水」の流れ、音、輝き、冷たさ、透明感...すべてが、作品を通して自然の美しさに思い至る心ときめく展覧会。
先生の作品はまさに光画と呼ぶにふさわしく、美しい万華鏡のように魅せられました。
私にとって、この「水」展は「希望のはじまり」です。
ここからまた新たな旅の一歩を踏み出せそうです。
★先生よりメッセージが届きました〜 (月曜日, 14 12月 2020 23:56)
◆
ブリス、ありがとうございます。
◆
「水」展がはじまって、すでに多くの方々にいらしていただき、感謝しています。なかには作品を求めてくださった方々もおられ、嬉しいかぎりです。
今週は通院などで忙しく、平日はいつ行けるかわかりませんが、20日(日)の2時前から4時すぎまでは会場におりますので、おついでがあればお立ち寄りください。この日は桑原弘明氏もいますので、スコープ2点を作者自身に見せてもらうこともできます。
◆
展覧会の解説や主な感想コメントなどは、Twitterに逐一入れています。ごらんになってください。
◆
「水」展
日本橋高島屋6F美術画廊Xにて
12月9日(水)~28日(月)
伊勢崎淳(備前焼)
巖谷國士(写真)
桑原弘明(スコープ)
福田淳子(水画)
◆
巖谷國士★の写真は3面の壁にわたり、日本とヨーロッパで撮影した額入りのもの25点を展示。ほか卓上のアルバム2冊にも30点をファイルしてあります。
すべて旧・四切サイズなので、★写真展としては最大規模の(しかも最後の?)展示です。
計4人の作品展でもあるので、見るのに30分以上くらいかかるでしょう。
◆
以上です。お会いできたら幸です!★
ブリス (月曜日, 07 12月 2020 13:12)
★先生、
「水」展の開催、おめでとうございます!
今年のような状況では特に貴重なライヴの機会になることと思います。来場される方々からのご報告楽しみにしています。
7月から、ビクトリア州ではコロナウイルス第二波の感染が一日700人以上に達し、オーストラリア国内で、州境を閉ざし、厳しいロックダウンが続いていましたが、昨日まで国内感染者も死者もゼロの日が37日間も続き、ロックダウンもほとんど緩和されました。他州では早く州境を閉ざしてしまったので、第二波はほとんどありませんでした。いろいろ批判はありましたが、結果的に健康と生命を第一とした政策は経済的にも功を奏したと思います。これからも感染だけでなく問題はたくさんあるでしょうが、将来は楽観的です。
こちらはまだまだ水不足ですが、去年よりは何倍もの雨が降ったので。去年の春はみなかった花がたくさん咲いています。先日一か月ぶりにブリスベンに戻ったところ、途中に映画「ひまわり」に出てくるようなひまわり畑がたくさんあるのにびっくりしました。同じ季節、同じ地域でも、その年の気候の変化によってさまざまな風景を見ることができます。
日本はこれからますます寒くなるでしょうが、★先生、モン・アナログの皆さん、どうぞお体をお大事にお過ごし下さい。
★先生よりメッセージが届きました〜 (土曜日, 05 12月 2020 15:35)
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延期されていた「水」展がようやく来週水曜からはじまるので、以下に概要をお知らせします。
コロナ状況によっては回廊時間などの変更がありうるので、高島屋のHPやTwitterなどをご参照ください。
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「水」展
日本橋高島屋6F美術画廊Xにて
12月9日(水)~28日(月)
伊勢崎淳(備前焼)
巖谷國士(写真)
桑原弘明(スコープ)
福田淳子(水画)
◆
巖谷國士★の写真は3面の壁にわたり、日本とヨーロッパで撮影した額入りのもの25点を展示。ほか卓上のアルバム2冊にも30点をファイルしてあります。
すべて旧・四切サイズなので、★写真展としては最大規模の(しかも最後の?)展示です。
計4人の作品展でもあるので、見るのにかなり時間がかかるでしょう。
◆
巖谷國士★の在廊日はコロナ事情のために限定されますが、第1週で確実なのは、
◾9日(水)初日=14時~16時
◾12日(土)14時~16時
です。もうすこし早く着けると思いますが、帰りは電車の混雑を避けて早めに出ます。
◆
以後の在廊日は、あらためてお知らせします。
現政権のつづくかぎりコロナ状況の好転は望めないので、東京での集まりと移動には危険が伴いますね。
ですから、夕食会はいまのところ避けましょう。
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以上ですが、在廊日その他についてはそのつどTwitterに出してゆくので、ごらんになっていてください。
久しぶりにお会いできたら嬉しいです。★
★先生よりメッセージが届きました〜 (月曜日, 02 11月 2020 11:05)
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9月末から千ケ滝の森に戻って、またひとりで閉じこもりつづけ、10月21日には東京へ出て、22日に唐組下北沢公演『さすらいのジェニー』を、Mont★Analogueお二人と見ました。すばらしかった。Twitterにコメントを2回書いたので、ごらんください。ほかにも見た人があれば、感想をうかがいたいです。
ひと月ぶりの外出が下北沢~明大前だったので、この2つのユニークな町について写真入り連続ツイート。さらに27日に軽井沢へ戻ってから、日々にうつりかわる森の紅葉の写真をツイートしています。
◆
その間、22日から28日まで、日経新聞に5回の連載、出会いと贈り物について。「瀧口修造」「澁澤龍彦」「平沢淑子/アンドレ・ブルトン」「桑原弘明/妻」「上野紀子/中江嘉男」とつづけました。
◆
「開発こうほう」の「すばらしい北海道」は連載終了。でも来年、ほかの北海道エッセーもふくめて本になる予定です。
◆
「アートコレクターズ」 の連載「記憶のギャラリー」は、いま出ている11月号が「澁澤龍彦」。
12月号は「金子國義」、新年号は「四谷シモン」の予定。
◆
11月末くらいに東京に戻り、12月9日から28日まで、日本橋高島屋6階の美術ギャラリーXで「水」展。講演はできなくなりましたが、初日に集まれれば夕食会くらいはできるかな、と期待しています。
写真作品はすべて旧四切サイズで、額入り展示25点、ファイル27点というはじめての大きな規模。★にとっては今年最大の(唯一の?あるいは生涯最後の?)イヴェントになるので、会場には週末を主に、何度も通います。
したがって12月はずっと東京。
来年の寒いあいだも東京にいて、マン・レイ展や『すばらしい北海道』などの仕事をはじめる予定なので、森には来ないかもしれませんが、もちろんコロナの状況によります。
以上、ご報告まで。★
はせ (月曜日, 21 9月 2020)
今回の鈴木さんの「風景の歴史」を東京まで見に行くことができず、残念でした。ううう。(みなさま、貴重なご報告、ありがとうございました。)
12月の★先生たちの「水」展に行けるようにしたいです。★先生の新しい世界も絶対に見逃せない!!たぶん一般的に「水」とみんなが思っているのとは違う姿を捉えた作品がたくさんあるのではないかと思います。
鈴木真 (水曜日, 16 9月 2020 21:24)
コロナの最中の展覧会でしたが巖谷先生はじめみなさまに見ていただきましてどうもありがとうございました。
たくさんの方とお話ができて楽しかったです。
これからもまだ「風景」を作り続けます。いつかどこかで新しい風景を見てください。
鈴木真
こんどは12月の巖谷先生たちの展覧会、先生の「水」が楽しみです。
okj (火曜日, 15 9月 2020 18:18)
鈴木真さんの《Landschaft》、眺めれば眺めるほどもっとずっと見ていたくなるのに、それは欠乏感ではなく静かに満ちていく充足感でした。何かの欠乏を何かの高揚で満たす必要もないほど、こんこんと湧いてくる風景はどこか意識の彼方からやってくるようで、目に見えている以上の自然の姿を眼前にあらわしてくれたみたい...静謐なのに常に動いているような、激しく生生流転しているのに永遠の一瞬に止まっているような、ステンレスの大気や蒸気や波の粒子たち。画面のなかに一日があるのかと思うくらい、ふとした拍子に背景の白銀色や黄金色はまばゆく放射したり沈んだり...音のない遠雷を目で感じたり...
風景の歴史は遠い過去からずっと存在していて、これからも鈴木さんの記録は静かに続いていくのですね。こんな風景を心のなかに持っていれば、困難な時代にも生きていけそうです。いまここにいなければ見られない展覧会だったので、偶然にも必然にもいまここにいることの意味に希望を見いだすことができました。すばらしい展覧会をありがとうございました。
yoro (月曜日, 14 9月 2020 22:43)
★先生が展覧会に寄せる文章で魅力的に語られた鈴木真さんの「風景の歴史」。
昨日―Landschaft・風景―鈴木 真 展に行ってまいりました。
広い会場に並ぶステンレスのオブジェが、不思議な光景を見せてくれました。打ち寄せる波濤の光、舞い上がる水しぶき、遠くにかすむ山影…変幻自在に現れる様々なイメージに、見ることの自由を実感できるすばらしい作品群です。
何とも言えない豊かな空間と静かな時間が、見るものに思いがけない解放感を与えてくれます。
本展は、明日(15日)4時までですので、ぜひみなさま、このすてきな展覧会にお出かけくださいますように。
一方、★先生の連続エッセー、開発こうほう「素晴らしい北海道」もいよいよ最終回とのこと、毎回心待ちにしておりました。まだまだつづいてほしいと願わずにはいられません。
どうかご本となって、わたしたちに届けてください!
アートコレクターズの先生の連載「記憶のギャラリー」も見逃しがたく興味深いエッセーで、9月号は「秋山祐徳太子」。おもしろおかしく、ちょっぴり切なくて、「ダリコ」の扮装で時代を駆け抜けた不思議な人物。
ラビット・バロンはきっと「秋山祐徳太子」の自画像にちがいない、そんな気がしてなりません。
★先生よりメッセージが届きました〜 (土曜日, 12 9月 2020 22:17)
9月9日、日本橋高島屋6F美術画廊での鈴木真《Landschaft》展オープニング、Mont★Analogueから15人ほどが集まり、さらに11人で早い夕食、ほんとに久しぶりの機会で、幸運でした。
Twitterにも書きましたが、コロナ以前とかわらず、打てばひびく会話ができて、展覧会とはよいものだ、必要なあ、と思いました。
会場は広く、展示作品数がこれまでよりもずっと多いので、じっくりと「風景の歴史」を見られます。
会期は15日までですが、可能ならぜひ、鈴木君のいる日を問いあわせて、見に行くことをお勧めします。
そして鈴木君のために、感想コメントもどうぞ。
◆
こちらは来週後半からまた森の仕事場へ。こんどはひと月ほど閉じこもる予定です。
その間、Twitterをごらんくださいね。★
violet (金曜日, 04 9月 2020 18:56)
みなさま、つつがなくお過ごしでしょうか?
遅くなりました。★先生、メッセージありがとうございます!
そして、鈴木さん、「Landschaft・風景」 展、もうじきのご開催!おめでとうございます!
静かな動と静と。見る角度…光の具合で変幻する不思議な風景。
波と揺れて近づき、離れゆく陸地や街並み・港町の灯り。
朝な夕な瞬く大海原…いつかの船旅で、いきなり眼前の光景に重なり見えた鈴木さんの「Landschaft」!
世紀の大発見でもしたかの大感動!
ひそかに胸が躍りつづけていたのを思い出しています。
大地にも、氷島にも…。
すーっと天上にぬけゆくような…。深淵へ、この星の中心へ引きこまれてゆくような…。
洗われて昇天するかの(?)、ゆるやかな解放感。
瞼を閉じては開き…案内状の「Landschaft」と★エッセーに、変化を遂げた風景をいままた新しく重ね見ています。
天を仰ぎ見ずにはいられない。案内状の空の果てまでつながる感覚は、雨降りしきるモエレ沼公園で暗雲の下でもチラチラ光彩を放っていたステンレスのオブジェ・テトラマウンドを彷彿させます。
微かな光の動きも映しだしすのでしょう。そして、鋼板の風景はぎらつく光もやわらかに…。
前回の展覧会会場や★ぜみ夕食会で、鈴木さんから愉しく伺ったステンレスアート制作にまつわるお話も回想しながら、旅と人生と自然と芸術(作品制作)と自由と…今回の作品展を想像に重ね見、自然光と移ろう「Landschaft」野外展を夢見ているところです。
大好きな北海道への船旅はおろか、東京も遠い異国さながらに感じられる今日日。
見に行きたい気持ちは山々だけれども、果たして…??コロナ禍にあっては、県境に壁が張り巡らされているよう…。
海あり山あり。この地でも「Landschaft」に重なる風景に出くわすかも…もっぱら県内を湯につかりながら旅めぐっています。行くことが叶わなくてもそこへ!
一人でも多くの方が、鈴木さんの世界に足を運ばれますよう。
ぜひ、見る位置を変えながらご覧になってくださいね。
北の国でも酷な残暑がつづいています。
みなさま、お体だいじに元気でお過ごしくださいませ。
感覚が伝わりやすいのかな…と勘違い。本来の日本語を忘れて、流行表現に走りがちなのを★twitterに省みつつ。
はせ (金曜日, 28 8月 2020 22:26)
鈴木真さんの展覧会、もうすぐ開催ですね。わたしは仕事もありちょっとそちらに移動できるかわかりませんが、★先生のオマージュを読み、すでに大興奮しています!!2011年の大震災以来、風景に水平線があらわれ、少しずつ自然界の運動や歴史を辿るような変化を遂げている。しかも今回は人工物を思わせるようなイメージが登場しているとなれば!
鈴木真 (日曜日, 23 8月 2020 22:35)
ひさしぶりに展覧会をします。
9月9日から日本橋高島屋です。
今回も巖谷先生にすてきな文章を書いていただきました。
なんだかデパートに出かけるのもためらわれるようなことになりましたが見ていただけたら幸いです。
★先生からメッセージが届きました〜 (日曜日, 23 8月 2020 07:19)
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しばらくです。新型コロナウィルスによるパンデミックは、この国では現政権によるとんでもない人災になり、世界のなかでとりのこされている状況ですが、みなさんそれぞれ、行動は不自由なままでも、自由を追求しておられるものと想像します。
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7月末から★は森の仕事場にひとり閉じこもりきりで、講演や展覧会はもとより、ほとんど誰とも会えないでいますが、貴重な食材やお菓子を送ってくださる方々もおられて、生活に困ってはいません。この場でも御礼を申しあげます。
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原稿の仕事はまあまあですが、
◾「アートコレクターズ」では、いま出ている「福田淳子」につづいて、「秋山祐徳太子」がそろそろ出ます。
◾「開発こうほう」は「支笏湖」のあと、とうとう最終回。コロナゆえに取材旅行ができないために、70年代の旅の記憶をもとに、「思い出の北海道ー函館・知床・根室」を書き終えたところです。
◾「キネマ旬報」フェリーニ特集の「フェリーニのシュルレアリスム」は読んでいただけたでしょうか?
◾さらに近藤ようこさんの漫画『高丘親王航海記』第一巻のために、巻末解説「もうひとつの『高丘親王航海記』」(角川)を書きました。9月はじめに出ますが、刊行を記念して、ビリケンギャラリーで、近藤ようこ原画展がひらかれます。初日にかどうかわかりませんが、★も伺うつもりです。
◆
さて、最後になりましたが、これは重要!
71Fで★ゼミ出身のアーティスト・鈴木真君の「Landschaft・風景」展が、9月9日から15日まで、日本橋高島屋SC本館6階・美術画廊でひらかれます。
これの案内状には★がエッセー「〈風景〉の歴史」を書いているので、ごらんになってください。Mont★Analogueでも読めるようになるとよいですが。
初日の9月9日には★も森から出て、会場へ行く予定です。コロナ状況によりますが、同じ日に何人か集まれば、高島屋内で、早い簡単な夕食会が可能かもしれませんね。
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できることなら、そのときにお会いしましょう!★
mk (金曜日, 17 7月 2020 10:00)
古書肆マルドロールの小山さんが逝去されたそうです。悲しいです。
小山さんとの最初の出会いは私がまだ大学入学前で、池袋パルコのぱるこ・ぱろうるに彼女が勤めてらした時でした。その頃はまだ単なる客と店員(店長?)という関係で、こちらはまだ子ども、凄い書籍ばかり扱っている書店で格好良く本を捌いてらして、憧れの眼差しで眺めているばかりでした。
大学に入って、本も知るようになった頃、池袋西武のぽえむ・ぱろうるに小山さんも移られ、私もそちらで好みの本を少しずつ買うようになりました。
何年か後に渋谷の美蕾樹の周辺にいらした頃、私がリンゼイ・ケンプやTéâtre de la Uchetteを招聘している会社でアルバイトをしていて、関連書籍やパンフレット等の物販でいらしていた小山さんと再会し、仲良くなり、以降よく飲みに行って(時には泊まりで!我が家にも!)、本や作家や美術や映画や仕事のこと、ごくたまに恋の話なども、飽きずに朝まで話したものでした。
池袋や浅草のリブロ書店にいた時もよく遊びに行きました。本の並びをチェックする眼が鋭かった。古書肆マルドロールを立ち上げた時の情熱には圧倒されました。本の出版に関するアイデアもたくさん持っていらした。
若い頃、熱狂の時を共にした友人が、すうっといなくなってしまうのは寂しいものです。美蕾樹時代の女仲良し3人組、小山さん、私と、そして他のもう一人(藤田明美さん、通称ぬりえちゃん)も若くして病気で亡くなってしまい、今思えば彼女のお葬式のときにふたりで号泣しながらいろいろ話したのが、たくさん話した最後だったかもしれません。
ご病気のことは小山さん本人からも伺っていましたが、家も遠くなり、だんだん会う機会も少なくなっていたので、突然の訃報に驚くばかりです。何度かお会いする機会もあったのにいつもすれ違ってしまい、悔やまれるばかりです。
ずっと本にまつわる仕事をされてきた方でした。本に関わるエキスパート。どうしても欲しい本を手にする喜びを最初に教えてくれたのは、小山さんだったと思います。もっとたくさん本の話をしたかった。
ふと思い出されるのが、「もぉう!いやになっちゃう!ねぇぇ?」と小山さんが時々口癖のように言っていたことで、その様子が本当にいやになっちゃっているようで可笑しく、一瞬の沈黙の後、顔を見合わせ、ハハハ、とふたりで笑ってしまって、その話はそれでおしまい。細かい面倒なこともたくさんあったのでしょうね、けれどさっぱりと、後を引くようなところがなく、惜しみなくいつも懐の深いところでこちらを受け止めてくださいました。
悲しいけれどたくさんのありがとう、そしてさようなら。心よりご冥福をお祈りします。
Twitterで先生が追悼文を書かれていますので、是非そちらもご覧になってみて下さい。
はせがわ (木曜日, 16 7月 2020 18:06)
埼玉の書肆マルドロールの小山富士子さんが7月14日に亡くなったそうです。小山さんは一時期ゼミにも参加なさっていましたし、卒論などでお世話になったひとも多いのではないでしょうか。わたしは豊田さんと一緒に神田の美蕾樹に行った時に初めてお会いしました。アンドレ・ブルトンの『シュルレアリスムと絵画』(ブレンターノ版)を手に入れることができたのは小山さんのおかげです。本のことをたくさん教えてもらいました。とても悲しいです。ご冥福をお祈りします。
ブリス (火曜日, 14 7月 2020 14:04)
ご無沙汰しています。
新居での冬は予想以上に寒く、朝は草地一面が真っ白に霜に覆われ、日陰では9時過ぎになっても溶けません。サンシャイン州のクイーンズランドではまれなことです。霧の朝も多く、冬眠した蒲萄の蔓の先の水滴は朝日を受けて、スターライトのように輝いてとても可憐に見えます。
さて、国内のコロナウイルスの感染がほとんどゼロになり、州境もオープンしましたが、その直前にメルボルン周辺であっという間に感染が広がり、防衛軍が救援に向かうまでになりました。近隣は観光客で賑わい、ワインカレッジの講座も再開しました。しかし、未だに毎日何千人もの帰国者があり、公費でのホテル隔離も限界になりつつあります。今後、旅客便の制限で、海外への人々の往来どころか、郵便物の往復もますます困難になりそうです。こんな時、インターネットは救いですが、それによる犯罪も急増し、需要急増による弊害も出ています。行きたいところへ自由に行けることを当たり前のことと思っていましたが、失ってみないと分からないのかもしれません。
少なくても自然は美しく、飽きることはありません。一昨日の夕焼けは特に感動的でしたけれど、何秒かの差でフォトショットのタイミングを逃してしまいました。理由は隣から忍び込んできた雄牛の落とし物を処理していたから。ああ、田舎暮らしの面白さ...。
★先生からメッセージが届きました〜! (日曜日, 28 6月 2020 19:17)
◆
もうすぐ7月ですね。コロナ禍による社会の変化は、まだあまりあらわれていない(隠蔽されている)けれど、深刻になりつつあります。
そんな折、みなさんはいかがでしょうか。
今朝のTwitterには、こう書いておきました。
「 コロナ以後の生活は変る。どうしても必要になるのは人間性、他者への共感力、善意と希望による連帯、といった基本的なことだろう。これまで日本で嘲笑されてもいたそれらが、なんとか文化と社会をつなぎとめる。さもないと文化も社会も滅びに向い、金銭と抑圧と隷従の世間がのこるだけだろう。★」
Mont★Analogueにはとくに通じる言葉ではないかと思います。
◆
高齢と持病ゆえに閉じこもりをつづけていますが、都知事選(呼びかけあって投票率をあげましょう!)のあとは軽井沢へ行きます。暑さと湿気に負けて、もう体がもたないから。感染可能性のある東京人でも、森は受けいれてくれると信じて。
◆
これまで、仕事はむしろ避けてきましたが、連載は書いていました。
◾「アートコレクターズ」6月号の「岡崎和郎」と7月号の「伊勢崎淳」はもう出ています。次回の「福田淳子」も書きました。
◾「開発こうほう」の6・7月合併号の「苫小牧」は出たばかりです。次回の「支笏湖」も書きました。
◾いま書こうとしているのは、9月に高島屋でひらかれる鈴木真展《Landschaft》の案内状の序文。コロナ状況がよければ、鈴木真君、久方ぶりの個展なので、多数あつまって行きたいですね!
◾ほかに「キネマ旬報」のフェッリーニ特集のほか、小さなインタヴューがあります。
◆
でも、コロナ期にはTwitterの重要性を考えてツイートを増やしているので、ごらんになってください。なんならひとことリプライをどうぞ。(Mont★Analogueが無口だとちょっと心配。)
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2月以来の講演、写真展がすべて中止・延期になり、ふつうにはお会いできませんが、なにかアイディアがあったらお知らせください。
ライヴの感覚は★にとって必須。いまはTwitterをできるだけライヴ的に書くようにしているので、よろしく。それではまた!★
violet (土曜日, 30 5月 2020 20:07)
見わたす稜線くっきり、濃淡いろいろ緑。初夏の風にも山まだ笑う。
今年も桜が咲きました。たくさんたくさん咲きました。花冷えつづき、世情察して長く長く咲いていました。
世も染め抜かんばかり ひとひらひとひら天にも舞いのぼった桜雲。ことさら惹かれた桜、この春。
ことさらことさら惹かれる、姿あらわな孤高の桜たち。いまは青々 十人十色の姿態や樹肌、その佇まい。
疫病だの天災だの災禍や戦争~悲哀やら懊悩やら愉悦やら…世の、心の移ろいを映し出すかに自身変幻しながら見てきたのでしょう。癒し 和ませ 愛でられ、幾星霜。
威風堂々優美なさまに千手観音を撫で見ています。古老たちの声に耳をそばだてます。
誰もが「花咲か爺」、誰をも「花咲か爺」に…魔法使いにしてくれる魔法の樹!来る年の花霞を仰ぎ見ます。
◆暗澹欝々晴れぬとも晴らす、続『幻想植物園』?!も続々。失われた楽園にいるかの芳香漂う★Twitter植物ぢから!都心の住宅地に現る!驚異の神社~探検。
◆よどみは流れて「回生」の感!北海道★無辺紀行(地元企画の2誌に連載中)。大地ごとの歴史・文化・芸術~特異な風土と土地から、人間の生き方をも考えめぐり食す。想像の旅には、制限も制約もない。
(手元最新号では)栄枯盛衰の世にも、生きのび、生きつづけている森と港町…住人たち。いまこれからを生き抜く旅、北海道祈りの旅にも…。
ときには日常を離れて深呼吸!思考は堂々巡りをやめて、もっとほんとうの現実がみえてくる!…といいな。
◇「もともと子どもと不可分だったアルテピアッツァ★」美唄・安田侃彫刻美術館~かつては屈指の炭鉱町だった美唄の廃校跡地。世界的アーティストとなった作家の郷土各所で作品と向きあいながら、鋭い洞察力で、その奥深い世界へ…解放感いっぱいの空間!芸術広場へ誘いだす。
いろんな場面であらわれる「いいな、と思った(★)」…とってもいいな!と思う。そのひと言で、ふわふわ不思議な幸福感�彫刻たちが棲むその森にいるような、遠い森に遊んでいるような…もう一人の自分に会えるそこ。「自然」にとけあう皆々。それぞれの名まえにも想像。いいな、と思う。なにもかも…
郷土での体感記憶を包容する彫刻たちが、特異な土地の物質感を伴って惹きよせる。時を超えた子どもたちと交感し、語りかけ、捧げ、鎮魂し、作家も彫刻自身も追体験しながら郷土の森で生きている。解き放たれた悲哀の魂と共に迎え、未来へも息吹をとどけて、生きつづけてゆく。~~美唄駅に『回生』。 (異色⁉企画者のセンスが光る!読みごたえ見ごたえたっぷりの書物・『旅人類』!06)。
◇アイヌ語で「カモメの多いところ」~「増毛」。引用されている明治期の紀行文と旅行記には、教化・知識もなかなか!驚くほどたいそうな町だった様子が。早くからの開拓とニシン漁と北前船交易で湧くも、暴風で町はやられ、ニシン共々人は去り往き、過疎地域指定されて久しい港町。それでも、往時を偲ぶモダニズムを感じる建物が当たり前のように点在していて、よく似合うという。その後も台風やら冷害やら…。それでも、各分野で健闘。苛酷な変化にも変化しながら生きぬいている。寂しさや切なさを通りこした透明さ…いまなお美しい不思議な町。町ごとの精神??いろんな生き方…生きのびる。
いかにも北海道!延々延々異郷的オロロン街道に、本州日本海岸を感じる旧商家。そこに1902年に東京から!!「明治三筆」のひとりでもある巖谷一六居士の書(1902年)が!最北の酒造所(先駆的酒造業)が!名ごと旨い「国稀」。 (開発こうほう4月号・「すばらしい北海道」~じき6月号発刊?)
「アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在(独文化相)」~文化・芸術支援にも差異。
「生命の起源と救済の“水”の世界を…」…案内冊子も美しい!夢の共演・4人の作家が各々の表現でみせる「水」展。延期開催期待!!
ギャラリー自体がアート!LIBRAIRIE6へ。恵比寿駅からのワクワク散歩も楽しんでオンライン訪廊。生で味わいたいけれど、平時でもその機会を得難い者にはありがたいサーヴィス(もちろん、有料でも)!オンライン展覧会・ミニシアター・ミニコンサート…新しいアート・発信方法もいろいろ。うっとり「真珠 海からのおくりもの」展(松濤美術館)は会期延長サーヴィス!~コロナ禍にも歓迎すべき変化・神対応。
かたや、新しい監視方法などいろいろ~警戒すべき変化。各所に出現~透明の壁の暗示…。
世界じゅうゾワゾワ…季節も同じ頃、2011年のシュルレアリスム展(国立新美術館)を想い訪ねていた。立ちつくしたトワイヤンの『早春』の前に再々度。らしくない早春なのに不思議に早春。あの時よりそこにいる。トワイヤン~シトワイヤン(Citoyen)
駆られて再々…再読。感官揺さぶる言語の映像!?ランボー『イリュミナシオン』~「大洪水の後」・「夜明け(曙)」……苛立つ純潔の輝き 混沌たるとき とくべつのとき~変革~希望の始まり~回生~
自然と共に 生きるものすべて。交歓・融合…
自然と共に 生きることすべて。生きるために。共通の場所へ!解放・自由を求めて 表して…
みんなみんな花咲か爺になれる世でありますように!
みなさま、どうか無事乗り切られますよう…いつの日か、きっとまた!
ブリスさん、来年のご帰国が叶いますよう…ぶどう共々お元気で!
北海道も苦境を乗り越えて、普遍の・新たな魅力のご発信を…。いつかまた!
リラは往き、沈丁花(Daphne)の残り香…ツツジは今も。フジにアヤメにクレマティス…
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陸空海路往来あれど新型コロナ感染「確認」者ゼロ県~「リスクは誰にでも。感染は悪ではない。感染者が出ても責めない、優しく接すべし」重症化を招く我慢・昨今の風潮に警鐘鳴らす、知事からのお触れがついに!
息苦しさ助長する「感染(確認)者1号にはなりたくない」との思い皆。皆々周囲にも自粛要請~土地柄?!諸々警戒。半径500m以内に人影無くとも、自家用車内でもマスク着用(着脱面倒)…不思議な光景も日常。
既にマスクはファッションの一部化!もはや化粧代わり?!
人間の嗅覚の運命いかに?生死にもかかわる嗅覚は五感でも特別とか…「プルースト効果」~記憶、脳内マッサージ効果(?)~アロマテラピー…仕事柄1日の1/3がマスク生活ゆえの心配か。
深刻な影響は思わぬところにも波及、当地でさえ。頭の中は、もやもや グルグル…
みなさんとお久しぶりすぎてか、話し書き始めたら止まらない。手を止める。
yoro (木曜日, 28 5月 2020 22:14)
★先生、みなさま、コロナ禍の中で気分の晴れない日々が続きますね。
★先生のTwitterで、のうぜんかずらの生き生きとした写真を拝見し、久しぶりに書き込みさせていただきます。
先生のご著書、『幻想植物園 花と木の話』を再読いたしました。
中でも「のうぜんかずら」は、切なくて胸を打つすてきな一文で、引用された歌の一節「あたしとつないだ手と手、道で揺らしてこのまま二人続くと言って」、さらに「ひいらぎ」の一文でも「小さな小さな二人が手をつなぎうしろ姿で去ってゆく姿が美しい」というくだりには涙がこぼれそう…
Social distance を余儀なくされる昨今、だれかとどこかで手をつなぎたいという想いに駆られるとき、自らことばを発し、ひとのことばに耳を傾ければ、ひととの距離は近づいて共感や励ましが生まれ、元気が湧いてきます。
そんなことばの力を信じたいと、この本を拝読しながら強く思いました。
12月には中止されていた★先生はじめ四人の方々の「水」展も開催される予定と伺っています。とてもたのしみです。
また先生を囲んでワイワイガヤガヤと、賑やかに語り合える日が一日も早く訪れることをねがっています。
ブリスさんのオーストラリアの自然の中での大冒険譚も、いつか聞かせていただきたいです。
タナカ (水曜日, 13 5月 2020 00:42)
ご無沙汰しています。タナカです。Twitterの★先生のガゼルタ王宮庭園の木の横顔とガゼルタの木を見て、思わず書き込みました。ガゼルタ王宮庭園の木の横顔の木のザラザラした質感と止まっているのに風を感じる木の葉、見ていてドキっとしました。★先生のTwitterの木の写真を見ていて、日常に潜む面白さを見逃していたと思いました。また講演会見に行きたいです。
★先生からメッセージが届きました〜 (火曜日, 05 5月 2020 12:46)
◆
ごぶさたしました。4月には投稿しませんでしたが、このところずっとツイート記事を増やしているのを、見てくださっていると想像します。(Twitterでお世話になっているymrありがとうございます)
◆
予想どおりというか、パンデミックをめぐる現政権(現都政も)の無知と憲法違反・人権無視の対応ぶりは最悪で、この国はもう諸外国から孤立してしまっています。政治も社会の一部も戦時中とそっくりになってきているので、ブリスの報告(ありがとう!)にあるオーストラリア等々とは同列に語れません。でも希望を失わない、というのが★の日々のTwitterでの方向です。
◆
去年は27回も講演をしましたが、今年は年頭に友人たちと会った「ナジャと希望のはじまり」1回だけで、あとはすべて中止になりました。日々の発言だけでなく、ライヴの講演は★自身にとっても大切なことなので、つらいところですが、もし必要があったら、メールや電話をしてください。会話は健康を保つのによいものですから。
◆
日本橋高島屋ギャラリーでの大きな展覧会「水」も、中止になりました。伊勢崎淳・桑原弘明・福田淳子との4ジャンル共同展で、新傾向の写真を百点ばかり焼いて準備していたのに、残念。この国では補償などないこともあり、いつか(可能なら年末と発表)実現できたらと思っています。ほかのイヴェントも同様でしょう。リブレリーシスでの「日本のアーティスト展」はインターネット公開。下北沢での「くわわ展」だけは、なぜかまだ中止していませんが。
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執筆の仕事も2本の連載のほかはまったくない状態で、このままでは困るなあ、と思いつつ、日々がすぎていますが、以下は最近になって出たものです。
・「中西夏之」アートコレクターズ5月号「記憶のギャラリー10」→同6月号に「岡崎和郎」を書きました。
・「アルテピアッツァ美唄 安田侃の彫刻庭園」旅人類06
・「増毛」開発こうほう4月号「すばらしい北海道13」→同6月号に「苫小牧」を書きました。→この連載は16回で終るので、ほかの北海道紀行と併せて、可能なら、単行本にしたいと思っています。
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また1か月の偽ロックダウンですが、それぞれのやりかたで切りぬけましょう。Mont★Analogueも、希望のはじまりですから。★
ブリス (水曜日, 29 4月 2020 12:17)
ご無沙汰しています。
こちらは干ばつ、山火事のあと、雨が降り出し地方の人々にも笑顔が戻ってきました。
私達は、幸運に恵まれて白ワインも赤ワインも醸造することができました。赤ワインは、近所のぶどう園で分けてもらえることになり、Shirazをぶどう園主、ゲスト、私達7人で摘み、蒲萄の蔓に囲まれて、ピクニックの朝のお茶会も満喫し、うちの建設中のワイナリーで、蒲萄の選別、茎取り機にかけ、樽入れもみんなで一緒にやりました。夜はまたぶどう園主の家で、収穫晩餐会があり、2002年のビンテージワインを空け、最高の日を過ごしました。
その後、リンゴとブドウ祭りで地域の人口が10倍になりと同時に、スーパーの棚は空っぽになり、とうとうコロナウイルスのパニックが田舎町にもやってきました。あっという間に国境も州境も閉鎖され、今では日本からの郵便も届かなくなってしまいました。
ところで、自己隔離や厳しい外出制限のなかで、ワイナリーは日常不可欠な業界に入っていて、いつものような味見や長話はできないけど、ワイナリーに行って、ワインを買ってくることは許されています。とてもオーストラリアらしいと思います。
早めの国境閉鎖や高いテスト率が功をなし、全国での新感染者が一桁の日が続き、州内の制限は緩和していますが、今年の日本帰国は難しそうです。ワイナリーやモーターホームの車庫の建設もほとんど終わり、
ぶどうももうすぐ葉を落とし、ブドウ園も冬眠に入るので読書やDVDを見たりする時間ができそうです。
コロナウイルスの緊急事態のあと、多くの国々は”復興”に向けて、全力を尽くすでしょうが、この機会に環境保護と経済のバランスをとりながら、政治や生き方を見直すべきかもしれません。
世界中で、ズームやオンライン会議システムを使った、コンサートなどがありますが、新★ぜみやミニぜみもオンラインの可能性もあるのでしょうか?
はせ (水曜日, 22 4月 2020 20:40)
新型コロナのせいで、先生の講演や展覧会が延期されてしまったのが、とてもとても残念です。『アート・コレクターズ」や『開発こうほう』、『旅人類』(3月号)などが救いです。
サカ (金曜日, 03 4月 2020 20:20)
はせさん、遠方在住で悔しい思いをなさっていらっしゃいますね!岡崎和郎展が一時閉廊で見られなくなっているという知らせを受け、展覧会へ行けなかった方に少しでも会場の雰囲気をお伝え出来ればと思い、感想を書きます!
海に近いためか強風に煽られながら、移転した横田茂ギャラリーへ。新しい会場は天井がとても高く、ハイサイドからの自然光と白い壁が明るく開放的で、岡崎先生の作品たちもクリアに澄み渡ってみえます。
作品たちは全部で17点。どれも一筆書きのようなシンプルなフォルムにユーモアを含んだ、知的でへんてこりんで洗練されていながら親しみの湧く、まるで生き物のようなオブジェです。岡崎先生は「顔が3つある」とおっしゃっていましたが、顔でなくても骸骨や手の型取りなどそれぞれのオブジェたちは人の痕跡をとどめ、まるで生きているかの様に存在しています。
特に印象的だったのは、★先生のツイートに写真があった「水の器」。水面に浮かぶ卵と半球体の底に沈む骸骨は、近くにいながら水に浮く・沈むという性質の違い故、互いに出会うことはない訳ですが、そんな野暮な解釈はお構いなしに、ただそこに存在しています。すべてレディメイドだそうです。
球体、鉄棒、溶岩が天井から垂直に配置された「天地人」という作品が会場の中央にありました。今、この天地人という言葉が強い意味を持っているように思え、引き込まれました。このような時に作品を発表してくださった、岡崎先生、横田茂ギャラリーに感謝致します。ありがとうございました。
次の展示を楽しみに待っていております!
はせ (土曜日, 28 3月 2020 01:41)
ひゃー
岡崎さんの展覧会、地方に住んでいる身からしたら、羨ましすぎます!最短最小ミクロ★ぜみ、万歳!
サカ (金曜日, 27 3月 2020 22:23)
このような時期で気持も落ち着かず、仕事もあり、なかなか書けずにいましたが、先日は竹芝での岡崎和郎さんの展覧会オープニングで、期せずして最短最小ミクロ★ぜみ。
岡崎作品のストイックに研ぎ澄まされた緊張とユーモアの対比、なかなか言葉に出来ませんが、私もひとこと付け加えます。すばらしかったです!
ymk (水曜日, 25 3月 2020 22:24)
横田茂ギャラリーでおこなわれている岡崎和郎展のオープニングにいきました。★先生やサカさんとも一緒になり、図らずもミクロぜみに。
先生がTwitterで紹介していた*卵と骸骨の入った金魚鉢のような作品は、赤い輪が浮き輪ならぬ沈み輪?で、現状への風刺のようにも見えます。先生の写真では、鉢に骸骨のふしぎな像が写っていて、唐十郎の『ビニールの城』のことを想起。
*先生のツイートと写真はこちら。
https://twitter.com/papi188920/status/1242217399308275712?s=21
iz1713 (土曜日, 14 3月 2020 21:45)
先生からのメッセージを読みました。
愚かさの影に、
凶悪さがウィルスのように蔓延しているいまの社会、
ほんとに嫌気がさし、
気分は鬱々とします、
が、
そうもいってられないこの「現実」。
まさに「抵抗する言葉と行為が不可欠になった時代」!
Twitter上での先生や幾人かの「賢人」「自由人」の日々の言葉は
数少ない「希望」の星々です。
なんとかしなければ!
そのためには、なにもしないではなく、
ともかく、なにかできることをする。
たとえば「私たち」にとって、
言葉を発すること自体が「抵抗」であるような。
ペネロプ (金曜日, 13 3月 2020 23:53)
先週末、本来なら札幌で先生の講演会を聴いていたはずが、ウイルスの影響を免れず行き先は軽井沢に変更。森のミクロ★ゼミに参加してきました。温泉につかり、夜は鍋をつつきながら古今東西の音楽を聴き(浅川マキからロシア民謡、ジャンゴラインハルトまで)、マニエリスムからモダニズム、さらに昭和のモダニズム(獅子文六!)まで、先生のほとんど講義のようなお話も含め、語らいは尽きることなく夜中まで続いたのでありました。そして、メディア(特にテレビ)の情報を鵜呑みにする人が多すぎるここ日本で起きていることをなんとかしなければ!と確認し合ったのでした。
昨日のマクロン大統領の演説を先ほど聴きましたが、やはり「言葉」がどれほど大事か思い知らされます。
実際に実行するかどうかは別として、あれだけの「言葉」を発することができる政治家不在の我が国をなんとかしないといけません。私の作戦は今の政権が最も興味のない「言葉」の上手な使い手たちによる詩集、小説を購入すること、演劇を観に行くこと、Tweet拡散に貢献すること。